脱毛を引き起こしてしまう病気でしたら,自己免疫疾患と脂漏性皮膚炎を挙げて良いと思います。
病気とまではいかなくても脱毛してしまう原因は,大きく分けますと,毛根の栄養失調と男性ホルモンになると考えられます。
これを細かく分けますと,その原因は,good_jobさんが書かれているとおりになりますね。(なんか,重なっているものもありますが・・・)
tasukete1234さんの他の質問には,先ほどアドバイスしてきたばかりですが,酸性リンスはされているのでしょうか?
もし,されていないとしますと,頭皮の免疫機能が低下されていると考えなければならなくなるかもしれません。
というのは,頭皮も髪の毛も,その表面は,弱酸性に保たれていなければならないのです。
しかし,石鹸シャンプー剤を使用したことにより,アルカリ性に傾いたままにしていますと,雑菌を滅菌,または,殺菌することが出来ず,頭皮では雑菌が繁殖してしまいます。
その中には,毒素を出す雑菌もないとは言えません。
そして,その毒素によって,頭皮が弱ってしまいますと,それを自然治癒しようとして,栄養などがその部分にとられてしまいます。
そうなりますと,髪の毛にまわってくる栄養等が少なくなるか,または,まったくなくなってしまい,そのために,脱毛しなければならなくなっている可能性もあります。
また,よくすすいでいるつもりでしょうが,シャンプー剤を正しい量と使用方法によって使用していませんと,正しく使用している場合であれば,充分なすすぎとなるほどすすいでいても,すすぎ不足になってしまうこともあります。
また,充分すすいでいると思っていても,実際には,まったくすすぎが足りていなかったこともあると考えられます。
まぁ,詳しいことは,「質問No.1074452:石鹸シャンプーでハゲる?」を見てください。
で,もし,すすぎが不足しているために脱毛したとしますと,これは,脂漏性脱毛症ですね。
「ストレスは,万病の元です。そして,その危険信号を知らせるのが,髪の毛の脱毛です」ということも言えなくはないと思われます。
ストレスを感じますと,血管が収縮します。
それはそれは見事に,「キュッ」と収縮します。(一度,みんなに見てもらいたいくらいですよ)
血管が収縮しても,その中の血液量は変わりませんので,血圧が上昇します。
そして,血圧が上昇するためだからか,体外に分泌するものが増加してしまいます。
汗や皮脂,胃液などの消化液,尿などがそうです。
また,血管が収縮するということは,もちろん,毛細血管も収縮します。
栄養やエネルギー,酸素などを細胞に届け,老廃物などを持ち出している毛細血管も収縮してしまうのです。
そうなりますと,髪の毛には栄養等が届きにくくなってしまいます。(もちろん,その他の場所も同じですよ)
さらに,この毛細血管が収縮してしまいますと,小腸から吸収された栄養が体内に取り込まれなくなってしまうのです。
小腸の周りに血液がなくなってしまうのですから,当たり前といえば当たり前なのですが・・・。
小腸から栄養やエネルギーが吸収されにくくなってしまいますと,体の各場所で栄養やエネルギーを取り合わなければならなくなってしまいます。
しかし,栄養というものは,体のどの場所にも均等に分配されているのではなく,生命維持にとって重要な場所から分配されていき,生命維持にはまったくと言っていいほど関係のない髪の毛には,一番最後に栄養が届けられている,つまり,栄養やエネルギーの残りカスがまわってくるのです。
ということは,体内に充分な栄養が取り込まれませんと,髪の毛にまわってくる栄養等が0になっても不思議ではないということになります。
また,ストレスは,ホルモンの分泌量を狂わせることがあるといわれています。
また,免疫機能も狂いやすいのだそうです。
そのためなのか,円形脱毛症の治療として,免疫機能を抑える薬剤が処方されています。
もし,前頭部や頭頂部だけでなく,側頭部や後頭部の髪の毛まで,つまり,本当に全体が脱毛しているとしますと,免疫機能が狂いだしている可能性も考えられなくはありません。
といっても,ものには限度というものがあり,ストレスも同じストレスであれば,長く続いている間に,麻痺してしまうためか,完全ではありませんが,ほとんど元の状態に戻ってしまいます。
しかし,新たなストレスを受けてしまいますと,血管が収縮する「クセ」がついていますので,簡単に収縮してしまうと聞いています。
tasukete1234の症例を,ここでは,見せていただくことが出来ません。
そのため,これという確実なことを書くことが出来ません。
ですから,まずは,皮膚科の医師に診てもらうようにしてください。
また,必要があると感じましたら,神経内科を受診されることもお勧めしておきます。
お礼
ありがとうございました。