血の中に潜在する細菌やウイルスの多くは”完全に”乾燥する頃には感染力を失う物が多く、便座に残った血液が乾燥していたなら、”ハイリスク”の状態は避けられていると思います。
但し乾燥しても全く死なない菌やウイルス、乾燥してからしばらく経過しないと菌やウイルスなどもありますから、感染可能性があるかないかという質問なので、答えは「ある」です。
既に過ぎてしまっていることなので今から「予防」や「対策」はできないのと、乾燥していたとのことなので、検査を受けるほどではない気もしますし、受けるとしても「継続的で定期的な検査」を受けなければ分からないので、あまり現実的ではないかと思います。
膣、肛門、目、鼻、口などの粘膜と、傷口には、他人の体液や血液と正体不明な汚れが触れないように、特にトイレは１人の人が使っただけでも不衛生になりやすい場所ですから、使用前に確認する習慣を付けておきましょう。
ちなみに血液や体液などの汚れに対してアルコールは効果がとても小さく、一般的にはハイター、オキシドール、熱、紫外線などタンパク質を破壊する効果のある消毒液や方法が使われます。
とりわけアルコールはタンパク質(≒血)を、性質をそのままに固めてコーティングしたような状態になって、殺菌できないばかりか「落ちにくく」もしてしまうため、ウェットティッシュを選ぶ際にも、非アルコール性のものが適しています。(アルコールティッシュだとしても、拭かずにそのままよりは安全になりますが)
