菌糸入りの昆虫マットの「菌糸」とは具体的に何ですか

質問

昆虫マットに「菌糸入り」というものがありますが、この「菌糸」とは具体的には何を入れているのでしょうか？
きのこの菌床を砕いたものでしょうか？
そもそも、昆虫飼育において「菌糸」とは何を指すのか、いまいち分からないので教えてください。

回答No.1

4017B · ベストアンサー

究極的にはそのマットを製造している業者や製造会社の差配次第となりますが…まあ現在の日本国内でいわゆる「昆虫飼育用に販売されている菌糸」ならば、入手しやすやとコスト的な面で十中八九で「ヒラタケ類の菌糸床」ですね。クヌギとかブナの樹木材を粉砕しておがくず状にして、それに前述の菌糸を砕いて粉状にして一定割合で混ぜたモノですね。

通常はそれ自体をそのまま使うのでは無く、購入後に飼育者側で湿度調整を行い、菌糸を十分に繁殖させて自前の「菌糸床」を作るための原材料として使う事を想定しています。クワガタ類の幼虫はカブトムシ類と違い、人工飼育環境での腐葉土や朽木だけだと十分に発育せずに非常に小さなサイズの成虫になるか、或いは発育不良で死んでしまう事が多いので。それを防ぎ自然下と同様に大きく発育させるためには、キノコ類の菌糸がエサとして必要になります。現在、「菌糸ビン」とか「菌糸入り」として売られているモノはクワガタ類の幼虫飼育のためのモノですね。

一方、カブトムシ類は幼虫の発育に際して特に菌糸を必要としませんので。一般のホームセンターや園芸用品としてうられている「腐葉土」のみで、問題無く大きく成長させる事ができます。まあ中にはマニアックな飼育方法に凝って、カブトにも菌糸を与えているヒトもいるみたいですが…どれくらい差が出るものなのかは、自分は知りません。

お礼

回答ありがとうございます。
ほとんどの場合は、ヒラタケ類の菌床が混ざっているのですね。
「菌糸」という言い方がすごく不思議だったのですが、昆虫飼育関連では「菌床」を指していると分かってすっきりしました。