現在確認されているのは「COVID-19ワクチン接種していると後遺症が出る可能性が半減」です。
COVID-19感染から後遺症が出た人が、COVID-19ワクチン接種してその後遺症が治る、という研究は進んでいないのか、情報は見つかっていないです。
私がしっている範囲で、「感染後にワクチンを治療に使う」という例は、狂犬病ウイルスと狂犬病ワクチンの組み合わせくらいです。狂犬病は放置したら致死率100%の恐ろしい感染症で、哺乳類なら感染する可能性があるようです。
最近治験が開始され、安全性は問題なく、少人数では効果が確認できた段階のものに、がんワクチンがあります。ファイザーやモデルナのCOVID-19ワクチンと同じでmRNAの仕組みを利用しています。これもがんが発症した患者向けのワクチンです。がん患者からがん細胞を採取し、そのがんにあわせたmRNAワクチンを製造するという、オーダーメイド治療になります。
そもそもCOVID-19の後遺症がでる仕組みもはっきりしていないです。ウイルスが残っているのか、免疫が反応した後にできた成分が原因なのかはっきりしていないです。先ほどご案内した水疱瘡ウイルスのように他人へ感染させないが、どこかに潜んでいて影響が後遺症となっているなら、COVID-19ワクチン接種すると治癒の助けになる可能性はあります。ウイルスは駆逐されているのに後遺症が出るなら、COVID-19ワクチンで改善することは考えにくいです。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、細胞に侵入しウイルスを複製させるだけではありません。ナノサイズのチューブを細胞に作らせ、そのチューブを他の細胞に接続し、SARS-CoV-2はチューブ内を通って感染を広げるという研究報告がありました。この場合、免疫はSARS-CoV-2に気が付かないようです。
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梅毒という感染症向けのワクチンはありません。梅毒はウイルスではなく菌による感染症ですが、菌があまりにも強力なため人間の免疫は梅毒の原因菌を駆逐できないようです。駆逐できないワクチンに任せるより、抗生剤で駆逐することを目指すほうが合理的です。
以上、参考にならなかったらごめんなさい。
お礼