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テレビでウィリアム・ワイラー特集をやってほしい
そう思わないですか? 特に最近、名作であるにも関わらず、全く放映されてない下記を強く希望します。 必死の逃亡者 The Desperate Hours (1955) 友情ある説得 Friendly Persuasion (1956) 噂の二人 The Children's Hour (1961) 下記は何回も観てます。無茶、懐が深い名作です。 ベン・ハー Ben-Hur (1959) 大いなる西部 The Big Country (1958)
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まったく思わないです。 ウィリアム・ワイラーの熱心なファンですら、ご主張には賛同しない方もいるはずです。 理由としては、「なんのために『テレビで放映してほしい』のか?」を掘り下げたところにいくつかあるでしょう。 テレビで放映せずとも、熱心なファンであれば、いつでも見られるようにソフトウェアを揃えていたり、作品を見られるサブスクサービスに加入していたりするはずです。 ではなぜ、テレビで放映したいのでしょうか? ファンをもっと増やしたいから、このような名作をもっと世に知らしめてほしいから、と考えるファンがいたとしましょう。 しかしそういう方でも、テレビ局が無理やり特集を組んだところで、興味がない大多数は見ない、ということは理解できるはずです。 なぜなら自分自身がそうだからです。自分が、興味を持てない作家、それも主な活躍が80年ちかくも前の人の作品など、よほど何か興が乗らないと見ないからです。 他人も同様だということは理解できるのです。 上と関連しますが、別の理由として「懐の深い、見どころの多い名作」は他にもあるから、もあります。 それも最近の作品で、より大勢の視聴者が見ようと思うような作品群を作る作家が多数います。 それらを押しのけてテレビ局がウィリアム・ワイラー特集を組むのであれば、何か非常に関連するような(多くの人がウィリアム・ワイラーに注目するような)きっかけがないと難しい、ということは、自分の好悪を別として多くの人が理解するでしょう。 それから、おそらくですが、挙げられている3作について。 ほんとうに一度もテレビで放映されたことがないのであれば、おそらく権利関係で難しくなっているのだと思いますよ。 権利者とコンタクトが取れない、権利者が複数に別れてしまってテレビ局で放映することは実質不可能に近い、などなど、昔の作品はこういうことが起こりがちです。 そうなると特集どころではありません。 テレビ局も、放送できない映画を中心に特集を組むことはできませんし、しませんから、余計に特集はない、ということになりますね。 テレビ局は、営利企業です。儲けにならない昔の作家は再放送しません。 むしろ、ウィリアム・ワイラーがどういう作家であったのか、その人生を掘り下げるドキュメンタリー的な番組、こういうものならまだチャンスがあるかもしれません。 何かよっぽど世間の注目があつまるきっかけでもない限り、どこかのテレビ局が「ウィリアム・ワイラー特集として、(ご質問に挙げた3作含む)代表作をひたすら放送するテレビ番組」はちょっと実現可能性が非常に低いでしょう。 もっと他に数字が取れる番組があるはず、ということになりますから。 たまにベン・ハーが(あの長い長い放送時間にも関わらず)再放送されますので、それで満足するほかはありません。
お礼
補足
人生、歳を重ねるごとに、「ベンハー」の新たな深い感動があります。 2023年は、1950年代の懐の深さを、みんな忘れている気がします。