考え過ぎるのはもったいない。今のあなたには隣の席という無理せずコミュニケーションが出来るという大きなアドバンテージがある。これであなたが全然離れた席に座っていて、そこから特定の誰かに話しかけに行くとなると、そこには相応の具体的な理由や口実が必要になる。相手を驚かせない、違和感を与えない為に。今のあなたの立ち位置にはそれが全く要らない。あなたも逆の立場で考えたら分かるはず。隣の席になった人から話しかけられる事に果たしてどれだけ違和感を感じるか?極々単純に、話しかけやすい位置にいたから話しかけてみた(話しかけてきたんだ)。相手の違和感は圧倒的に少ない。コミュニケーションの最初は、お互いに慣れていない分若干の驚きや緊張のようなものはある。スムーズに進んでいかなくて当たり前。スムーズさはコミュニケーションの↔の積み重ねの中で徐々に獲得していくもの。話しかける順番は存在しないけれど、先に興味を持ったあなたの方が話しかけるのがとても自然。あなたの方が先に呼び水を作って、そこからコミュニケーションの流れを作っていく。まずはコミュニケーションをする事から始めてみる。最初から高い目標を持ってしまうと、目先の一歩が大冒険になってしまう。動く前から相手の評価を気にして、良い意味での「雑談」が出来なくなる。片思いになればなるほど、雑にならないようにというブレーキが働いてしまうから。どんな内容でも良いからコミュニケーションを成立させる。あなたの方から話しかけて会話をするという機会を作る。その中身は本当に何でも良い。コミュニケーションする事による潤滑を得る事に意味が存在する。お互いに何も知らない同士、どんな中身の会話を持ち込んだって成立する。その片思いの相手にも、あなたが普段仲良くする(したいと思っている)相手と同じ姿勢で向き合う。気になる人設定を急いでしまうと、気になる人の前では気になる人「用」の特別な自分を用意しなくちゃ!そんな風に考えて硬くなり、普段のあなたが持つナチュラルさが全く伝わらなくなってしまう。好きなアーティストの話をするにしても、あなたの肩に力が入っていたらただのインタビューになってしまったり、伸びたお蕎麦のようにブツブツと切れる言葉しか出せなくなってしまう。ドキドキする気持ちは良く分かるけれど、もっともっと肩の力を抜いた方が良い。まずはどんな内容でも良いからコミュニケーションの機会を作る。コミュニケーションという BODY を温めないと発進は出来ない。先に相手の印象操作まで考えない。スムーズに進んでいく親しい関係性を青写真として描き過ぎない。まずはお互いにコミュニケーションする事に慣れる。隣の席という慣れやすい位置にいる今の距離感を大切に、今までのあなたが小中高校時代にやっていたように、打算的にならない身軽なあなたとして向き合えてこそ。それはそのまま、相手から見たあなたの印象(軽やかさ)にも繋がっていくから。大切にしてみて☆