彼に負担をかけたくない、というのはどういう意味でしょうか。別れた後に面倒ごと(変な言い方でごめんね)で連絡を取りたくないということかな?元々精神的に彼が強気な関係の二人で、貴女の方に色々引け目があって「別れた後に(架空でも事実でも)妊娠話を持ち出す(男にとっては)最悪な女」になりたくないとかかな?別れた男なんざ関係ない、生むにせよ生まないにせよあたしゃ一人でやるわよって男前な女ならある意味かっこいいですが(その前にちゃんと避妊しろよ、って突っ込みをなしにするならね)。
命を授かり、生み育てるのは確かに素晴らしいことです。女性なら、殆ど全ての人が愛する男性の子を生みたいと思うでしょう。
ですが、誤解を恐れずに書くなら、「彼との関係性や、ご自身に対しても、色々熟考し納得し、どんな形であれ結論を出した、その結論に向かって気持ちも形も具体的な指針、ある程度の自信というか心構えも出来た」という風になっていないのであれば、出産を突破口にした何らかの浄化を求める行動に移るのは避けた方がよいと思います。
私は貴女ご自身と貴女の事情を直接存じ上げているわけではもちろんありません。ですので、こういった質問でよくある「命は大切だ、中絶などもっての他」「愛し合った彼ならきっと分かってくれるよ、がんばって」などという、所詮他人事だから言える無責任な答えなど書けませんし、同時に安直な中絶も勧めることはできません。
大変だけど、生まれれば可愛いというのも事実です。私の周りにも、シングルマザーで立派に子供を育てている幸せな女性もいます。それと同時に、こういう言い方はしたくないんですが、「若さゆえの情熱一本やり」で、具体的な将来設計なしに子供を設けた結果、色んな意味で後悔している人間も現実存在するんです。社会はまだまだシングルマザーにとって理解ある状況ではありません。子供抱えた女を快く採用し、急な発熱で早退する母親を寛大に見送り、優遇してくれる会社など(建前はともかく)あるはずないと覚悟しておいた方が無難ですよ。
いつかまた本当に好きな男性が現れたとして、その人が貴女と子供をまるごと受け止めてくれる保証などないんです。絶対ないってことはないですが。もし現れなくても、子供と二人、ずっとやっていける覚悟と人生設計はおありですか?そして子供もいずれは貴女から巣立っていきます。それから貴女は何を見つめ、何をよすがに力強く一人で生きていくという腹づもりはありますか?出産も、そして人生も、つかの間過ぎゆく通過点ではないんですよ。
愛は深く重いもの。貴女の彼に対する愛も嘘ではなかったでしょう。そして、二人の間に授かった小さな命も、その命を育んでいきたいと願う貴女の気持ちも、全く真実でかけがえのないものでしょう。
だけど、悲しいことに必ずしも愛だけで生きていけるとは限らないのがこの世の現実です。
私は実は風俗嬢です。こんな仕事だから、綺麗ごとじゃない世の中の真実の側面もたくさん見ています。好きな(だった)人の子供を生み、大変な苦労かかえて休む間もなく働いて心身共に限界の人もいます。(風俗の仕事を始めてから出産した子もいるし、出産後生活のためやむなく風俗の世界に入ってきた子もいます)
別に貴女がシングルで出産したとして、即風俗に結び付けるとかの話じゃないですよ。が、あらゆる事態を想定して万全の構えで望む、それほど一つの命をこの世に生み出すということは、重く深いことなのです。
辛く、誰にも言えないからこそ、貴女はここに思い余って質問を投げかけたのでしょう。
ですが、最終的に決めるのは貴女自身です。私の回答も含め、ここでもたらされる答えは、貴女と無関係だからこそ言える他人事です(他の回答者さまには失礼で申し訳ありませんが)。貴女がここでなすべきことは、回答の数々に振り回されたりいずれかの回答で腹を決めたりせず、あくまで(難しいけど、でもこんな時だからこそ)できるだけ冷静に、俯瞰&長期的視線でこれからの貴女自身、そして何より先に(どういう結果であれ)二人が話すべき内容についてじっくり考え、その場を作るべく行動することだと思います。もちろん、客観的に皆さんの答えを受け止め、じっくり考え参考にし、感謝の気持ちで耳と心に聞く謙虚な姿勢は忘れちゃいけませんけどね。
どういう結果にあっても、お体と心を大切にいたわってください。貴女を本当に慈しんでくれるのは、愛する家族、愛し愛される彼(それは今彼かも知れないし、いつか現れる男性かも知れません)です。でも、一番の理解者は他ならぬ貴女自身なんですよ。今おつらい気持ち、いかばかりかと思います。ですが、まずは貴女が貴女を愛してあげてください。そしていくばくかでも気持ちにゆとりが芽生えた時、今後のあらゆる指針、計画の叩き台が見えてくるでしょう。くれぐれも、精神の盲目状態で前倒しに進まれませんよう。
お礼
とても簡単に手続きは進むのですね。 それほどおろすという行為が頻繁に行われているからでしょうか・・。 署名は彼本人じゃなくても出来ちゃいそうな感じですね・・。せつなさがこみ上げます。 体験談を話すの、つらかったのではないですか? ごめんなさい。 そしてほんとうにありがとうございます! おめでとうなんて・・ うれしさとともにあなたの心の大きさに勇気付けられます やさしい人に出会えたような幸せな気持ちです。