書体について
五円硬貨の書体に関する以下の説明に,納得できません.
「1949年(昭和24年)から1958年(昭和33年)にかけて製造発行された有孔・楷書体の五円黄銅貨(いわゆる「フデ五」)、そして1959年(昭和34年)以降継続して製造発行されている有孔・ゴシック体の五円黄銅貨」(ウィキペディアより)
正しくは,以下の説明だと思うのですが,これらの認識は正しいでしょうか?
「1958年までに発行された五円硬貨は明朝体,1959年以降のものはゴシック体,そして両方とも楷書」
「明朝体もゴシック体も,ともに楷書である」
このように考える理由は,以下の通りです.
(1) 楷書とは,行書や草書などと並ぶ漢字の書体の一つで,一画一画を続けない,また省略もしない書き方のこと.一方,ゴシック体とは,明朝体などと並ぶ活字の書体の一つで,一画の線の太さが均等な書体のこと.そして,ひらがなも含まれる.
(2) 楷書を含む漢字の五体とゴシック体や明朝体を含む活字の書体は,分類の基準が異なるので,対にして比較するものではない.
(3) 我々が目にするゴシック体と明朝体は,ともに一画一画を続けず,また省略もしていないので,どちらも楷書である.
(4) ついでに言えば,「楷書体」という言い方はそもそも存在しない.正しくは「楷書」である.
以上の内容について,ご意見をお聞かせ下さい.
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ありがとうございました。