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インクジェットのインク
インクタンクのGY(グレー)使用のメリットは何でしょうか? 印刷の品質向上と思われますが、使用の有無で大きな差があるのでしょうか。 ※OKWAVEより補足:「キヤノン製品」についての質問です。
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ありますね。 インクジェットプリンタのインクというのは、インクの点を打って作っていきます。 例えば、25%の黒い色(灰色)を作るとき、黒インクなら、例えば、その範囲が100個の点であった場合、25個の黒い点を打ちます。 離れてみれば灰色に見えますが、拡大してみたりすると、真っ黒い点が25個集まっている点の集合体というのがわかります。 これを50%の灰色のインクを使えば、50個の点になりますので、点というのが目立ちにくくなります。 そうやって印刷をしているので、カラーのインクジェットで、高画質のものになると、インクの色数が増えます。 7色プリンタなどもありますからね。 ただ、あくまで印刷画質は、それを見る人の感性の部分にもなるので、こんなの差がないじゃん!という人もいますし、きれいになってるね。という人もいるわけですので、あなたがどちら側なのかでわかるわからないや、必要不必要が出てくると思います。 7色インクまでは行かなくても、黒というのは重要な色なので、それを半分で使えるというのも画質としては上がると思いますよ。 大きな家電店などだと、印刷サンプルなどが置かれて居たりするので、それらを見られるのが良いかと思います。
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- papis
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概ねご賢察のとおりです。 黒色のインクは(特に東洋人の目には)発色としてかなり強いので、 仮に真黒~真白へのグラデーションを表現するとした場合、 たとえプリンターの噴射できる最小サイズの1滴であっても、 黒インクがある箇所はインクの粒状感が目立って見えることになります。 そこで黒の周りにGYインクを置くことで諧調を多段化することで 粒状感を緩和することに貢献します。 特に諧調表現が大切な モノクロ写真印刷を多用するような写真愛好家には、 GYインクの有無は大きな差を生むことになります。 一方で普通紙に文字がメインのビジネスユースにおいては、 白黒の境界がはっきりした方が文字の可読性は向上しますし、 多色化はランニングコストの高騰を招くため採用されません。 キヤノンでは概ねXK系やTSの上位モデル、PROシリーズに、 EPSONでも、上位のEP-10VAや30VA,50V、 およびプロセレクションのラインナップにGYインクが採用されています。