<溶かす方法はありますか?> という質問ですが、
溶かす方法はありますが、再塗装などには使えません。
(塗料がラッカー系だった場合)
ラッカーシンナーをたっぷり注いで1ヶ月以上置いておけば、固まっていた塗料が軟化して溶けてきます。
しかしゼリー状の部分と液状の部分が混在していて、塗ってもまだらな凸凹ができ見苦しくなるでしょう。
ブロック塀の下塗り程度なら使えるかもしれませんが。 平滑なコンクリートの塀などにはギザギザ模様がついて見苦しくなる筈です。
(固まりが水性塗料や油性塗料だった場合)
固まってしまった塗料は、ペンキ溶かし液やシンナーでは溶けません。
かろうじてアセトンという溶剤なら、表面が僅かに溶ける程度で、塊を溶かす力はありません。
塊を溶かすには、塗料用の「剥離剤」(ハクリザイ:別名ペンキはがし液) を使います。
液剤を、塗料がヒタヒタになる程度缶に入れ、1ヶ月以上置いておけば、固まっていた塗料が軟化して溶けてきます。
溶け方は、液剤の種類によって二通りあります。
一つは、塗料が端からドロドロに溶けていくタイプ。
も一つは、かさぶた剥がれ風にぱっくりと塊が剥がれるタイプです。
剥離剤がどちらの性質かは、お店の専門店員さんに聞いて下さい。
溶かした塗料は、剥がし液に染まってしまったので、もはや再塗装には使えません。