地図の上では「集まっている」ように見えるかもしれませんが、地元の人は飛田新地やあいりん地区には近寄りません。あの一帯は、「この道路より向こうには行ってはいけない」というのを、地元(狭い意味ではなく、大阪やその周辺など広域)の人ならば知っています。グラデーションで治安が悪くなるのではなく、道路一本で町の様子がガラリと変わるのです。
大阪市立大学阿倍野キャンパスとあべのハルカスがある方面は、近年は再開発が進んで地価も上がってきています。
ストリートビューで見てみると良いですよ。町の境目がはっきりわかるほどに、建物や町並みの雰囲気が変わりますから。
大阪や京都のように、歴史の古い町では、治安の悪くない繁華街エリアと治安の悪い歓楽街が通り一本隔てるだけで隣接しているということがよくあります。
余談ながら、周囲の治安とキャンパスの立地のギャップがすごいことで有名なのは、やはり大阪にある、北野高校ですかね。大阪府内トップの進学校・伝統校ですが、最寄り駅から高校までの間に風俗街を通り抜けないといけないという、大阪府内最悪の通学環境とも言われています。それもこれも、北野高校の歴史が古いからこそ(北野高校が現在地にできた後、戦後の混乱期を経て周辺が風俗街になってしまった)、なのですけどね。
それに比べれば、大阪市立大学阿倍野キャンパスは、表に面しているエリア(東側)は治安の悪い場所ではないですから、まだマシですよ。
お礼
北野高校のことも教えてくださりありがとうございます