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ピアノ協奏曲イ短調作品16:エドヴァルド・グリーグ
- エドヴァルド・グリーグのピアノ協奏曲イ短調作品16について質問があります。
- 作曲者の意図や悲劇を表現した要素について教えていただきたいです。
- 美しさと悲劇の融合による解釈に悩んでいます。ご意見を頂けますでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
個人的な見解にはなりますが、「悲劇」をイメージはしていないと思います。また「ショックを受けた」でもないと思います。 確かに短調だと暗いイメージには聞こえます。しかしこの曲全体を聞くと同じメロディーを長調でも演奏されます。 私には「劇的な情況」に聞こえます。決意をして1歩踏み出すイメージです。 曲の解釈について作曲家自身も「こう感じてください」というような作り方はあまりしません。 例えばベートーヴェンの「運命」だって、悲劇なのか予兆なのかどちらも正解だと思います。 こう捉えるべきというある種の「正解」は芸術にはないのです。 素人でも玄人でも同じです。 解釈出来ないことについて悩む必要はありません。また、解釈をしながら聞くべきとは思いません。 その時々で印象は変わります。むしろ同じに聞こえることの方が珍しく思います。 というのは、玄人は同じ曲を嫌という程練習したり聞いたりします。また、何度も演奏していくうちに、違う何かを感じる場合もあります。その時には聴衆はまた別の感覚を感じるのかは、わかりません。 変わるから長年楽しめるのだと思います。 また、人により解釈が変わるからこそ芸術なのだと思いますよ。
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- SPS700
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#2です。補足です。 この始めですが、僕には悲劇にも喜劇にも聞こえないので、宿題はやりましたが答えがない有様です。易しいようで難しいですね。#1さんの明答に一 票です。 ピネックとペレスのは、音楽を一緒に楽しんでいる長い付き合いを思わせるよさがあって、それを見守るチェロのお姉さんの眼差しもいいなと思いました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >この始めですが、僕には悲劇にも喜劇にも聞こえないので、 私が知る限りでは、だいたい「悲しい感じの曲」だとか、「うれしい感じの曲」だとか、個人個人の細かい感じ方が違いましても、殆どの曲ではあるように思いますが、本当にこの曲だけは何とも言いがたいですね。 私の場合は丁度ペトラルカのこの詩の一節を読んだ時に心の中でBGMとして流れました。 https://okwave.jp/qa/q9608288.html ただ、だからといって何かを「賞賛」している雰囲気を明確に感じるかと言うと、疑問が残り、、。 >易しいようで難しいですね。 本当にそうです。 しかし、ここでまで聞く人によって違って聞こえるとは思いませんでした。 >#1さんの明答に一 票です。 本当にそういう事になりますね。 では、この質問は#1さんをBAにしておきます。 >ピネックとペレスのは、音楽を一緒に楽しんでいる長い付き合いを思わせるよさがあって、 そうですね。 私は演奏の才能がゼロなので、なんとなく音楽友達を見ているとうらやましい気持ちになります。 (まあ、演奏できる人にしてみたら普通の友情何でしょうけど、あんな神々しいメロディーを奏でる同士の友情だと考えると特別なものに見えてしまいます。) 今回もありがとうございました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
ちょっと、この前のゴールドベルクの列車に乗り遅れたので、二、三 僕はあの曲の8番目の音符の長さで分けています。短いのは https://www.youtube.com/watch?v=15ezpwCHtJs 長いのは、下記のピノックなどがあります。 https://www.youtube.com/watch?v=BYfKWyeichE ピノックといえば、下記の32:32あたりから後もいいですよ。 https://video.search.yahoo.com/yhs/search?fr=yhs-dcola-017&hsimp=yhs-017&hspart=dcola&p=Peres+Pinnock+Mozart+piano+concerto#id=3&vid=ad31bf0a388922da14e497891bb7b7e1&action=click 今回のお題は、オスローからベルゲンまでの Trol Tog という列車で1974年に聞いて以来、久しぶりで、忘れていました。また何かありましたら申し上げます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >この前のゴールドベルクの列車に乗り遅れたので、 すいません、いつもは自動で締め切れるまで開いておくのですが、そうすると複数の素晴らしい回答をいただくことになりBAが選べなくなります。 そして前回「久しぶりにBA選びに苦労しない状況」だったので、思わず締め切ってしまいました。 ちなみにこの質問は#1様から素晴らしいご回答をいただき、おそらくSPSさんからもいただきそうなので、「もうBA選びは勘弁してください」という状況になっています。 >僕はあの曲の8番目の音符の長さで分けています。 私もクラッシクを鑑賞だけはしているのですが、やっぱり私は素人でした。まったく気が付きませんでしたから。 ゴールドベルクは好きな曲の間違いなくベスト3に入っていますのに。 こうして考えてみますと私は「長い」方が好みのようです。ピノックいいですねえ! 本当に質問して良かったと思いました。 >ピノックといえば、下記の32:32あたりから後もいいですよ。 深く繊細な演奏ですね! やはりこういう普段からのセンスが、英詩翻訳でも発揮されているのだと思います。 >今回のお題は、オスローからベルゲンまでの Trol Tog という列車で1974年に聞いて以来、 Trol Togは名前は知らなかったのですが、聞いた事ありました。 エドヴァルド・グリーグって意外と有名ですね。 私もエドヴァルド・グリーグはあまり聞かないのですが、20年ほど前に買ったクラシックのCDに入っていまして、、そこで聞いたくらいです。(昔は聞きたい曲だけ買うって事ができませんでしたので。(笑)) 実は私は20年間も、「悲劇」なのか、「歓喜」なのか、分からないままこのピアノ協奏曲を聞いてきました。 今回この20年来の謎を解いてやろうと思ったのですが、#1さんのごもっともなご意見を聞き、そうもいかないと気が付きましたが、SPSさんのご意見も是非聞きたく思います。 そして、他の方のご意見も。 ありがとうございました。 また宜しくお願い致します。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私も「悲劇」には聞こえません。 (私の場合は質問文でも書きましたが「感激・賞賛」に聞こえました。) >私には「劇的な情況」に聞こえます。決意をして1歩踏み出すイメージです。 なるほど、そう思って聞いてみますと、確かにそう聞こえますね! >曲の解釈について作曲家自身も「こう感じてください」というような作り方はあまりしません。 >こう捉えるべきというある種の「正解」は芸術にはないのです。 昔、抽象画のそこそこ有名な画家の方が開かれたワークショップみたいなもので、その先生が「絵画の解釈に決まった、解釈は無い。 鑑賞者しだい。」と言っていたのを思いだしました。まったくその通りでした。 普段は気にしないのですが、今回の曲はそれでも個人的に「悲劇」と「歓喜」という相反する両方に聞こえたので、「一体これは?」と20年位悩んでしまいました。 >その時々で印象は変わります。むしろ同じに聞こえることの方が珍しく思います。 確かにそれはありますね。 特に昔聞いた曲を久しぶりに聞いた時などにそう感じます。 >また、人により解釈が変わるからこそ芸術なのだと思いますよ。 本当にその通りでした。 ありがとうございます。