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子供の癇癪

20代半ば、保育関係者です。 職場には癇癪を起こす子供が何名かおり、保育教諭や保護者が手を焼いています。かく言う私も、感情表現があまりにも激しい子は正直苦手です。しかし私自身も子供の頃は癇癪持ちだったこともあり、癇癪持ちの子供たちを冷ややかな目で見る同僚や保護者には、なんとなく不信感を感じてしまいます。 例えばAちゃんという女の子がいるのですが、園では大人しいのに家庭では両親に対してかなり激しい癇癪を起こすらしく、困った両親は発達検査を受けさせていました。別に発達検査自体は全く悪いものではないのですが、子供の思いにはあまり目を向けず、すぐに脳の機能的な障害と結びつけ病院に連れていく保護者には疑問を抱きました。 B君という園でも激しい癇癪を起こす子に対しては、園長含め多くの職員が「この子は支援かもね」と話していました。癇癪の度合いがおかしい=すぐに支援という発想になっちゃうんだなということを実感し、子供の頃癇癪持ちだった私は少し悲しくなりました。 私自身子供の頃、母親から「あんたは怒り方が異常」「そういうところがお父さんにそっくり」「精神病院に連れていくよ」と言われていました。個人的に 、母親からそのような対応を取られると余計に怒りが体に溜まっていくような感覚がしていました。異常というレッテルだけが貼られ、怒りへの対処法も、自分の感情が受け入れられる感覚も教えられずに、体だけ育ってしまったような気持ちです。 私の弟も遺伝なのか癇癪持ちなのですが、こっちは頭が良く、末っ子で母親から気に入られていました。そのためあまり異常な子という扱いはされていなかったように思います。今弟は私よりも自己肯定感があり、社会的にも立派な職業に就こうとしています。性格も若干怒りっぽさは残っているものの、大人になりある程度落ち着いています。不思議なことに、親から言葉による躾?を受けなかった弟の方が、大人になった現在穏やかな性格になっているのです。似たような性質を持って生まれながら、なぜここまで違うのかと惨めに思います。 発達障害や特別支援という考えが教育、保育、そして社会に根付き始め、それに救われている子供がいる反面、子供時代だからこそある程度許容されてもいいような激しい感情表現にも、すぐに障害名がつく環境になってしまったのだなと感じます。 感情のコントロールが苦手な子供に対してどう接すれば良いのか、いろんな人の経験に基づいた意見を聞きたいです。

みんなの回答

  • tododesu
  • ベストアンサー率36% (28/77)
回答No.2

私も保育関係者です。 すぐ激しく怒り、周りの子どもに暴力をふるったり、先生に殴りかかる子は一定数いると思います。 (文科省やアメリカなどの大規模な調査でも、近年、そうした子どもの比率が急増していると報告されています。) うちにもそんな子が何人かいます。 保育室には入らず、いつもふらふら遊戯室にでたり、園庭にいったり、廊下に寝転がっていたり・・、で、戻そうとしたり、子どもの意に沿わないことがあると、ものすごく汚い言葉で大声でわめいたり、暴力をふるったりします。 保護者に話をしても、逆に園の対応が悪い・・・と怒鳴ったりする人だったり、落ち込んで泣いてしまう人だったり。 そのままでは何の解決にもならないので、その子が、大人から見て子どもらしくて可愛いと感じられるような行動の仕方を少しずつ教えていきました。 大人に媚びるのではなく、例えば子どもが自分でどうしたら良いか判らなくなったとき、叫んで暴れるのではなく、先生に自分の気持ちを伝えるように、根気強くおしえました。 「先生、わかんない・・」「困った・・・」それが言えたら、すごく褒めてあげて、丁寧に教えてあげるようにして、お母さんにも家庭で同じようにしてほしいと伝えました。あと、運動遊びをたくさんしました。 そうすると、先生もその子が可愛く感じられるようになりますし、子どもも少しずつ落ち着いてきて、友達とも遊べるようになっていきました。(友達に暴力を振るわなくなったから・・・) すぐには効果はありませんが、1~2年すると、確実に変化します。 ある保護者は、4歳の時初めて、保育園の帰りに子どもからお母さんと手をつないでくれた・・と言って泣いていました。それまで、手をつなごうとすると、怒り出して暴れたり、手を振りほどいてどこかに走っていって、しばらくお母さんに近づかなかったりしていたそうです。お母さんは子どもと手をつないで帰るのが夢だったそうです。 それからは保育士さんが子どもの話(本当のこと)をしても怒らないで冷静に聞いて、子どもとのかかわり方を話し合うことができるようになりました。 ほんの少しの前進ですが、この子はこのまま行動の仕方を学ばないで学校にいったら、たぶん学校でも社会でも、嫌われたり、いじめられたりすると思います。 すべての子どもは違うので、一概には言えませんし、重度の場合も対応は変わってくると思いますが、うちの園での一例です。 あと、発達障害に関しては、最近、新しい考え方がでてきています。 ただ診断して、他の子どもと切り離した特殊な療育をしたり、薬で抑えるだけではない別の考え方です。 いろいろ見てますが、おっしゃっているような問題(レッテルを張るだけ)は確かに専門家にもありますね。 例えば、ブログ「何か変だよ、日本の発達障害の医療。」等、専門家自身が言ってますので。興味があったら、検索してみてください。 参考までに。

  • sutorama
  • ベストアンサー率35% (1689/4748)
回答No.1

私見ですが、社会的な問題としては園や小学校には、検査権限がないことです 全て保護者が自主的に動いてくれいないことには、何も進展しないこともあり、また、ある程度の大人になってから、精神疾患が指摘され、親に対しても世間に対しても、疾患に合わせて育ててくれなかった怨念のような気持ちを抱き増大させ、犯罪に走る人もいる(いた)ことも事実です 私は昨年、精神疾患の大人たちが、残虐な事件を起こした報道がされるたびに、教育現場に検査権限をもたせるべきだと、強く感じました 逆に、検査権限がないからこそ、言葉だけの「支援」だけが独り歩きして、「教育現場」での支援の方法や制度などが、滞っているのだと思いますし、質問者様のように・・どうすればよいのか?という想いも解決の方向に向きにくいのだとは思います しかし、地域でそのような取り組みは行われていることも確かです 私の友人も、友人のお子さんの思考や行動に問題があり、そのような子どもたちを親たちで考えようという団体の活動に積極的に参加されています 教育現場に頼らず(れない)、行政や医師などの専門家にも頼らない(れない)人たちが多くいるのは、先程から書かせていただいている問題点が多いからです なので、民間やそのような地域活動をされている団体を調べて、足を運ばれ、勉強されると良いと思います