よくわからんのですが、北海道の山や自然が美しいこと、日本観光が以前より割安になっていること、飛行機代が昔ほど高い物ではないこと、がまず大きな理由でしょう。
また日本の雪国には独特のやさしい風情がありますよね。
スイスの山村も日本に似たところがあって親しみもあるのではないでしょうか。
無い物を求めているのではなくて懐かしさや雪の山村のくらしでも異国の情緒を観光しているのでしょう。
外国にスキーやスノボに行く日本人もスキーやスノボをしない人はわざわざ行かないですよね。
雪質の問題ですが、標高が高く氷河のできるような場所にあるヨーロッパアルプスのスキー場(実際氷河の上にあるようなのもある)の雪はカチンカチンでアイゼンピッケルの世界であって、アルペンスキー競技などはそのカチカチの雪を前提として発達した技術です。札幌で冬季五輪をやった時は人力で降雪の度に踏み固めて苦労をしてカチカチの雪面を作りました。
つまりアルペンスキーの前提としている硬い雪はいくらでもあってもスノーボードの得意な、滑って楽しい、柔らかい雪はあまり無いのではないでしょうか。
スノボ競技もヨーロッパではハーフパイプよりもスノボ大回転のようなアルペン競技系が強いように思います。
積雪は結晶のある内は柔らかく、それが冷たい風にさらされて時間が経ってくるとだんだんと隙間の無い硬い状態へと変化して行きます。積雪を踏んだりかき回したりするとそれが促進されますからスキー場ではピステンという雪上車で営業時間外にゲレンデを走り回って硬くしています。それによって雪崩を防止することもできます。
スキー発祥地であるノルウェーでは冬のあそびとして黎明期のスキーをやっていたそうですが、みんながひとしきり滑って硬くなってくると場所を変えて滑っていたという記述があります。
お礼
詳しい解説ありがとうございます。なるほど。そのような背景があったんですね。北海道旅行したとき、夏にスイス人グループと遭遇したことはありましたが、どちらかというと、ウィンタースポーツの先輩格であるヨーロッパの人まで魅了させるというのは、さすが北海道ですね。いやはや参考になりました。