画像を300%拡大して、虫の部分の色を鮮明にして観察してみました。
透明感や腹部の構造などから、デガシラバエの仲間でおそらくハマダラハチモドキバエさんのオス、またはオオハチモドキバエさんのオスだと思いました。
メスには産卵管があって身体がもっと細いので除外、ハマダラかオオかの違いは生きていれば簡単に見分けがつきますが、画像の背の部分が見えないので特定は難しいです。
モドキバエと名がつくように蜂モドキ、ハエなので人は刺さず、5月~8月くらいには住宅地でもよく見かけます。
乾燥状態から、死後1週間はすでに経過しているようですね。
ハチやアブの標本を見たことがあればご存知と思いますが、ハチやアブは乾燥しても透明にはならず、黒みがかった状態のままです。
ハチやアブの仲間には茶色や黄色もいますが、上手に乾燥してもここまで透明感は出ないので、モドキバエが濃厚だと思いました。