> 複数の筆者で書ける小説は可能でしょうか
もちろん、可能です。
ドイツの「宇宙英雄 ペリーローダン」というSFシリーズは、「リレー方式」(本場のドイツではたしか週刊の雑誌)で、かれこれ50年くらい書き続けられています。5年ではありません、50年です。
日本でも、かれこれ45年くらい翻訳(文庫本)が続いています。
当然ですが、最初のころ活躍した作家さんは、おそらく全員亡くなっています。日本語に翻訳されていた方も亡くなっています。東北大の先生で、学者には珍しくあの方の日本語は分かり易かったのにと残念です。
ともあれ、50年も続いた実例があるのですから、複数の筆者で小説を書くことは十分に可能です。もちろん、作家に才能がなければダメですけども。
しかし、長く続けようとしたら、才能のある作家だけではたりません。
手段はどうでもいいです。紙でもパソコンでも。必要なのは、優秀な「プロット作家」です。プロット作家というのは、小説の骨組みを作る作家のことです。
そういう人がいないと、最初は純恋愛小説だったのがいつのまにかキューピッドの出るファンタジーになり、やがて宇宙人が登場したりして、つじつまが合わなくなって良心がとがめ、突然「寝落ち(実は夢でした)」で終わり、というような、みっともないエンドになります。
手段はどうでもいいと書きましたが、まあ、近くに才能のある作家がそろっているということはないので、遠距離でも相談や修正がしやすい、ネット環境にあることが望ましいとは言えますね。
あと、しっかり著作権などを決めて表示する必要がある、というのは、書き始めてからの話ですが。
お礼
ドイツでは行われているのですか。夢のあるお話、有益なお話をたくさん伺いました。学校の授業などにも取り入れれませんかね。