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音程がおかしい?最近の歌は不安感を誘う
- 昭和生まれのおじいさんが最近の歌について不安を感じています。
- 急に音程が上がったり下がったり、歌詞が聞き取れない曲が多いと感じられます。
- 昭和の歌手のような歌唱力と明瞭な歌詞が懐かしいです。
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「カブトムシ」は「ずれている」のではなく わざと不協和音にしています。 音の移動中に起こる不協和音の部分をわざと目立たせている感じですね。 不協和音は聞いてきて不快、不安、違和感を出すための「効果」です。 これが解決されたとき人は解放を味わえます。 音と音の間、単純に言えばドとレの間はド#だけでなくその間もしっかり埋まるほどの音があるのですがそこをわざと出しているわけですね。 声は音の高低に区切りが無いのでいくらでもその間の音を出すことができますが 伴奏(楽器で演奏される部分)は同じように演奏できませんのでどうしても不協和音になります。そこを楽しむか、眉をひそめるかは個人の感性でしょう。 昔の曲にはこんな変化球はありませんでした。 私は高齢者施設へ行って歌っていますが昔の歌はほぼ、奇をてらったような楽曲はなく、素直に心に入ってくるものばかり。 服部良一氏などの曲は本当に素晴らしいです。 現代はそれに飽きてしまったのでしょうね。今までにない作品を作りたいと思うのは芸術家が常に抱えている欲望ではないでしょうか? aikoさんが何を狙ってこの曲を書きあのように歌うのかはわかりませんが表現というのは聞いた人に何らかの印象を付けることが出来れば成功だと思いますので 貴方様が変だ、違和感がある、正しいものを聞きたいと思ってくださったならそれはもうaikoさんにとっても喜ばしい反応なのではないでしょうか。 カブトムシを不協和音なしに歌う事も技術的には可能でしょう。しかしそれをやったら個性は消え、何ともつまらないものになってしまうはずです。 ひばりちゃんも可愛らしい容姿に似合わぬあの声、子供らしからぬ、妙に気取った、それでいてシッカリした歌いっぷりのギャップが多くの聴衆を惹きつけたのでしょう。 あの歌が子供らしかったり、声楽的に立派だったらきっとどこにも引っかからないで消えて行ったかもしれません。 昭和の歌手と言っても後半はひどいものでしたよね。 前半は確かに昔のレコードを聴いても素晴らしく整った歌声の人が多いですがニューミュージック以降は上手い人は一部。上手い人は演歌に行く風潮も多少はあったのかもしれませんが段々音楽番組もアイドルと言う名の操り人形のような歌手ばかりになり。平成になって漸くまともな歌手が増えてきたと思っています。 折角の素晴らしい歌も聞く人がいなくなってしまっては後世に残りません。 残念ながら昭和初期の歌も今ではあまり聞けませんね。 是非周りの若い方に素晴らしい歌を教えてあげてください。
お礼
ご丁寧なご教授、有り難うございました。 わざと不協和音を作っているのであれば、よく理解できました。 歌は誰のためにあるのか・・考えさせられる現象?ではないでしょうか。