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子宮内膜症の治療について
- 子宮内膜症の治療について知りたい
- 不正出血と動悸が続く子宮内膜症の治療
- 結婚を控えているので、子宮内膜症の進行具合と治療方法について悩んでいます
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産婦人科医です。「触診」というのは内診のことですね。子宮内膜症の確定診断は腹腔内を直接観察するしかできず、腹腔鏡手術によって確定診断されるものです。月経痛が強い人全員を手術をするというわけにはいかないので、他の所見から総合的に判断し、子宮内膜症の可能性が高いと思われる症例に腹腔鏡手術をします。 「他の所見」というのにもいろいろあります。鎮痛剤でコントロールできないほどの月経痛がある、超音波検査でチョコレート嚢腫と思われる卵巣嚢腫がある、CA125値が高値である、排便痛がある、などです。また、内診でダグラス窩圧痛という所見があるのも、子宮内膜症を疑う所見です。しかし、ダグラス窩圧痛があるかないかの判断はいい加減なものであり、医師がものすごい力でダグラス窩を圧迫すれば、子宮内膜症の方でなくても痛いというものです。また、月経が近い時期なら、内診自体が痛いと思います。さらに、ベテランの医師ほど、内診をする時の力加減が強い傾向にあると思います。昔は経膣超音波がなかったので、いろいろな婦人科疾患の診断は内診によるところが大きく、しっかり所見をとるようにと、自然と内診の時の力加減が強くなってしまったのだろうと思いますが。 子宮内膜症がどこまで進行しているかですが、これも腹腔内を観察しなければ正確に判断できません。手術に次いで正確に判断できるのはCA125値と思います。CA125値は子宮内膜症以外でも炎症や月経によっても上昇してしまい、わりと変動もあるのでさほど正確ではないのですが、それでも内診や超音波所見よりは子宮内膜症の状態の判断材料となると思います。定期的にCA125値を測定しますが(血液検査)、しょちゅう検査をしてもあまり意義がないので、治療開始前と開始してから数ヶ月経過した頃、あるいは2~3ヶ月おきに検査をします(このあたりは医師によっても異なりますが)。 さて、あなたが子宮内膜症かどうかですが、ダグラス窩圧痛のみで確定診断することはできませんから、まだ推定診断です。手術をすべきなのは、大きな卵巣嚢腫(おおむね7cm以上)がある場合です。しかし、手術をしても子宮内膜性が治るわけではありません。卵巣嚢腫を摘出したとしても、それだけで子宮内膜性が治るわけではないのです。手術をするのは卵巣嚢腫茎捻転や卵巣嚢腫破裂とならないようにするためと、子宮内膜症の確定診断が目的です。治療というより、診断を目的とした手術になります。確定診断をできれば、その後の治療方針を決めやすくなるため、手術をすることがありますが、手術をして終わりというわけにはいきません。もし大きな卵巣嚢腫がないのであれば、手術は見合わせたほうがよいかもしれません。さほど大きくない卵巣嚢腫なら、ジエノゲストでも卵巣嚢腫を消失させることを期待できます。手術をするのにも出血、麻酔合併症などのリスクを伴いますし、そのリスクを上回る有益性がある場合にのみ手術をすべきであって、慎重に検討する必要があります。 手術以外の治療ですが、ジエノゲストはよい選択だと思います。OCでもよいのですが、子宮内膜症の治療効果はOCよりもジエノゲストのほうが強いと思います。不正出血は服用開始より1ヶ月以内は頻回にみられますが、2ヶ月目よりみられなくなることもあります。いったん服用を中止し、5日間だけ休薬をした後に再開するとぴたりと止血することもあります。ジエノゲストにエストロゲン製剤を併用する方法もあります。あるいは、ジエノゲスト療法をする前にGnRHa療法(偽閉経療法)を4~6ヶ月行うと、その後にジエノゲスト療法を行う時に不正出血が見られにくいようです。 OCですが、偏頭痛があると使えないというわけではありません。視界が欠ける、ギザギザいした光るが見えるなど、前兆を伴う偏頭痛がある場合は禁忌とされていますが、前兆がない偏頭痛であれば慎重投与という程度で、医師の慎重な判断と経過観察の下に使用することもできます。 いろいろな選択肢があると思いますが、まず、あなたは子宮内膜症かどうかさえ、確定的ではありません。失礼なのですが、ご担当の先生は月経痛の治療、OCやジエノゲストの使い方などにあまり慣れていないような印象を受けます。少なくとも、病状の説明が不足しているように思います。子宮内膜症であるかどうかはともかく、一度、総合病院の先生の診察をお受けになるとよいかもしれませんが、できれば疑問に思っていることを今の先生に話し、それに納得のいく説明を得られなかった場合に転院するほうがよいと思います。患者側からも疑問をぶつけなければ、転院しても同じことの繰り返しになります。
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- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
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普通触診では分かりませんよ。 血液検査、経膣エコー、CT MRIなどの検査です。 不信感があれば病院を変えるべきだと思います。 私の場合は結構昔の話になりますが、学生時代に盲腸と誤診され開腹手術で発見されて、卵巣や腹膜に癒着していた内膜(チョコ)を取って貰いました。 それでもすぐに再発し、別の病院でホルモン注射での治療を。 注射代は保険がきいても物凄く高くて、注射も痛いですが、財布に大打撃を・・・ 当時は1本2万円ほどでした。 次にクチコミで漢方薬を処方してくれるという病院を聞きつけて通いましたが、先生が急死のため閉院。。。 でも心療内科で低血圧症治療で貰っていた漢方薬と同じだったので飲んでいたのですが、特に効いた感じはしなかったような・・・ で、低用量ピルを飲んでいたのですけど、年齢も年齢だし、介護などで地元を離れ病院に通えなくなったのでそのまま放置・・・ 何故かピルや薬をやめてから症状が軽くなったと感じます。←個人の感想です。責任持ちません。 あと、治験でしいたけサプリメントをやった時は調子が良かったのですが、商品化したかどうか・・・ 重症だと手術やジェノゲストや低用量ピル以外のホルモン治療(私がやった高い注射など)を勧められるかと思いますよ。
お礼
ありがとうございました。 内診で痛みを感じることが多く、先生にも言ってきました。 内診が痛いのは当たり前だと思っていました。 先生には、エコーでは見えないところに内膜症が出来てると言われたので、触診で見つけたと思いました。 偏頭痛は前兆のあるものです。なので、OCは辞めておこうと看護師さんとも相談しました。 昨日総合病院に行きましたが、問診のみで触診・内診はしてもらえず、自分に子宮内膜症があるのか、どの程度進行しているのかわからないため不安だと言っても、我慢してジェノゲストを飲み続けるのが一番だと思います、と言われました。