ざっと見ると、基本機能については特殊なものでは無く
64bit OSにも対応しているので
新しいWindowsでも動かないということは無いと思いますが
現実には、新しいWindowsを購入するのに15000円くらいかかることが
最大の問題になってしまうと思います。
また、オプショナルな機能としてFelicaポートや内蔵カメラや地デジ機能は
SONY製のデバイスドライバーが提供されない限り、使えない恐れがあります。
構成が良く似ているVGC-LT72DBに、無料配布されているLinux系OSで
軽量版のものを試してみたことがありますが
グラフィック,サウンド,LANなどは問題なく機能し
YouTubeやニコニコ動画を利用するくらいは問題ありませんでした。
しかし、Felicaや地デジは、Linux系OSではほとんど利用が進んでいません。
また、多くのノートPCは内蔵カメラにUSB-UVC規格のものを採用していて
Linux系OSでも普通に利用できるのですが
SONYの、この時期の一体型では、UVC規格では無く
独自仕様のカメラを採用しているため、Linuxに限らず、問題が起きやすくなります。
ですから、インターネットを利用せず、TV利用やDVD再生を中心とするなら
ネットワーク機能を無効化して、Vistaのまま使うのが順当です。
逆に、ネットワーク機能を活用したい場合は
あえて、新しいWindowsを買ってくるか
Linux系OSでできる範囲で使うかのどちらかになります。
Vistaでは無理にインターネット利用をしようとしても
IEもChromeも対応がとっくに終わっていて、Firefoxも最新版は使えません。
しかし、Google Chromeを導入すればLinux系OSでも
NetflixやAmazonビデオも利用できるようになりますし
Chromeが無くても、たいていのサイトは利用できます。
ただし、UAチェックで排除する異常なサイトもまだあります。
(UAチェック自体はUA偽装でどうとでもなるので、制限するだけ無意味とも言えるんですけどね)
なお、Linuxというかオープンソース・ソフトウェアとDRMには
相性の悪さが問題とあり、無料の地上デジタルTV放送の利用程度で
Diximのような、特殊な技術を採用せざるを得ない日本では
海外よりも、Linux系OSへの移行に、若干の問題があります。
(Netflixの場合はChrome付属のWideVineがDRM対応を提供しています)