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炭素鋼鋼管の同等材質を探しています
- 炭素鋼鋼管STS480、STKM13A、STS370と同等の平板材を探しています。
- 耐熱塗料解析のために、現状のSTSやSTKM鋼管と同等の試験片が必要です。
- 対腐食性や耐熱性を解析する際には、SS材料も検討されることがあります。
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STKM13A は、S15C相当だったと記憶しています。
圧力の掛かる所に使うなら、SB材でしょうか。 https://www.chubukohan.co.jp/index/product/jis/jis04
Pipe用鋼管材料と同等の平板材を探してる。 ?ですね。 Pipeと平板を溶接して使用ですか。 単純に平板材であれば自動車用鋼板SAPH(SPH)440なぞ如何ですか。 市場性あり。 SS400より信頼性有り。
STS480: JIS G 3455 高圧配管用炭素鋼鋼管に規定する鋼管 引張強さ480N/mm2以上 STKM13A: JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管に規定する鋼管 引張強さ370N/mm2以上 STS370: JIS G 3455 高圧配管用炭素鋼鋼管に規定する鋼管 引張強さ370N/mm2以上 いずれも、パイプ材料の規格なので、板材で完全に同等のものは無いように 思います。 板材としてごく一般的な、JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材に規定する SS400では、引張強さ400~510N/mm2 SS490では、引張強さ490~610N/mm2 となっています。 難しい要求がなくて、引張強さだけで選択していいならば、SS400が 第一候補と思います。降伏点、伸び、化学的成分などはご自身でJISを 参照なさって下さい。 溶接性能を重視する用途であれば、JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材に 規定する、SM400又はSM490を選択することをお勧めします。 余計なお世話ですが、先日亀裂がおきて世間を騒がせた新幹線の台車に 使っていた材料は、SM490とのことです。 >STS480、STKM13A、STS370と同等の平板材・・・・・・・・・ 用途、期待する信頼性、ご呈示の材料規格を下回った場合のリスクなどを 総合的に勘案して板材の材質を選定することがよさそうです。 繰り返しで恐縮ですが、難しい要求がなく、多少性能が不足であっても 最終製品に対するリスクが小さいのであれば、選定する板材の材質は、 SS400に行き着くと思います。 JISに規定されているSTS480、STKM13A、STS370のすべての要件を満足 することが必要であれば、規格上の選択肢は狭まり、実態として殆ど 流通していないような材質に行き着く可能性がありそうです。 SS400を選択したのでは具合が悪いとお考えの項目をご指摘頂ければ 代替材料を提案して下さる回答者さんが現るとおもいます。 耐熱塗料の試験用ですか そうであれば、鋼材の化学的成分や機械的な性質が判断基準ではなく、 表面状態ができるだけ似ているものが選択基準になるでしょう。 しかし、JISでは「仕上げが良好で、使用上有害な欠点があってはならない」 と規定していて、定量化されていませんので、JISに規定する鋼の種類の 記号で同等材を指定することはできないと思います。 日頃から、STS480、STKM13A、STS370を含む各種の鋼材を扱っている鋼材 業者に、表面状態ができるだけ似ているも板材を選んでもらうのがよさそう び思います。 次に示す過去の回答例もご参照ください。 http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=308719&event=QE0004