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HRCとは?HRC20とHRC22の硬度の違いやHRC62とHRC64の違いを解説
- HRCとは硬さの評価尺度であり、広く認知されています。HRC20とHRC22の硬度の違いやHRC62とHRC64の違いについて解説します。
- HRC20とHRC22の硬度の違いは、ほんのわずかな違いです。一方、HRC62とHRC64の硬度の違いは大きく、2つの硬度の差はHRC2です。
- HRCは硬さの評価尺度であり、数字が大きくなるほど硬さが高くなります。HRC20とHRC22の差や、HRC62とHRC64の差について解説します。
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HVに換算すると応力に対する関係は一応加算化 できます。HRCは55HRCあたりから比例性を失 い、HVや圧縮変形抵抗に対して少し曲がったカーブになります。ASTMにそのあたりのことが載っていたかな?ASMのHANDBOOKだったかな? この辺は、勉強ください。
HRCとはロックウェル硬さCスケールと呼ばれる試験法で求められるものです。工業的な規格です。(そのスケールは線形関係には無いためご質問のような足し算の関係は成り立ちません) #1の方が,回答していらっしゃる通りJISにはZ2245試験方法が定められています。また参考としてJIS B7726, B7730なども読まれるとより理解が深まるかと思います。 厳密には圧子は円錐角120度の円錐形のダイヤモンドで先端は半径が0.2mmの球形状と定められています。材料を計測するときには, まず初試験力98.07Nをかけて圧子を材料に押し付けます。(大抵そのときには球部分の途中まで押し込まれます。)その初試験力における圧子深さをまず基準点(深さ0の点)とします。そのあと全試験力1471Nを負荷します。その後また初試験力に戻すと, 全試験力負荷時の弾性変形分は戻りますが, 永久変形分だけ圧子は深く押し込まれます。その永久変形深さから硬さ(HRC)を算出します。#1の方への質問から抜粋しますが,(変形させるための荷重が異なる)のではなく,同じ荷重で変形する量(深さ)が違うのです。また材料のクリープ等の挙動により押し込み時間が硬さ値に違いをもたらします。長々と書きましたが, 一度JIS(特に解説部)をお読みになることをお勧めします。
お礼
詳しい解説ありがとうございました 早速JISを調べてみます 取り急ぎお礼まで。
ロックウェル硬さ試験方法はJIS Z 2245に規定されています。ロックウェル硬さCスケールは、先端の曲率半径0.2mm、円錐角120°のダイヤモンド圧子を用い、被測定物に基準荷重10kgf(98.07N)から試験荷重150kgf(1471N)を負荷して、再度基準荷重に戻した際の侵入深さhより求められます。 HR=100-2/h したがって、HRC60近辺の圧痕の深さ1μmの変形抵抗と、HRC20近辺の変形抵抗は全く異なるので、同じHRC2が同等の硬さの差であるとは言えません。 ちなみに、皆さんがよく使われる硬さの換算表も、計算値から求められたものではなく、実際に異なった試験方法で基準試験片を実測して求められたものです。
補足
おはようございます 早速の回答ありございました もう少し教えてください 「変形抵抗が異なる」というのはなんとなく判りますが、 言い換えれば変形させる為の荷重が異なるということになると思いますが、 その荷重値を調べるにはどうすれば判るのでしょうか?参考文献があれば教えてください。 また、「被測定物に基準荷重10kgf(98.07N)から試験荷重150kgf(1471N)を負荷して、再度基準荷重に戻す」という方法が良く判りません。すみませんがもう少し教えてください。 宜しくお願いします。
お礼
おはようございます 回答ありがとうございました 実は硬さ換算表からおっしゃるような比較グラフを作成しました しかし、極端なカーブにはならないですよね(硬さの違いが明確に出来にくい) 感覚的に(実際HRC60のものとか、HRC62のものとか切削してみて)「硬いな」といった程度の認識しかないですが、実際のところどう硬いのかをグラフなりで表現できないかと考えたんですが中々良い考えが浮かびません 以上が投稿の主な理由でした ・ひとつ二つ教えてください 回答の中で使われているASTM、ASMとは何でしょうか 調べてみたいと思います、教えてください 宜しくお願いします