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デュファストンと生理について
デュファストンについて教えてほしいです。 薬を飲まない生理が来ません。 デュファストンを1週間ほど飲み、服用終わり2~3日後に生理がくるという形です。 しかしデュファストンは排卵誘発剤ではないですよね? 排卵はないけど、無理に生理だけよんでいるということでしょうか? また、以前かかっていた病院では排卵障害と言われたのですが、今かかっている産婦人科の先生にお尋ねしたところ、 排卵はあるけど出血はしていないんでしょうね、と言われましたが、このようなことってあるのでしょうか。 今回は検査をしたわけではありません。 1年前に検査をし、それについてもう一度お尋ねしたところ、すごく面倒くさそうにされ、前言いましたよね?という感じで、聞きづらかったもので。。 将来について本気で心配しています。 どなたか詳しい方、お願いいたします。
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- kurione
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月経周期は卵胞期、排卵期、黄体期に分けられます。 卵胞期は脳より卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌され、卵巣で新たな卵子(卵胞)が作られ、成長していく期間です(6~12日)。一回に1個だけです。同時に卵巣からエストロゲンという分泌量が増加し、受精卵を着床するための子宮内膜の組織も増殖して厚みを増し(受精卵のベッド作る)排卵の準備期間でもあります。 脳から黄体形成ホルモン(LH)が大量に分泌されると、卵胞刺激ホルモンが成熟させた卵胞に排卵を促します。(排卵期 13日~17日)(排卵検査薬は尿中の黄体形成ホルモン(LH)に反応するものです。) 排卵が起こると脳は卵巣に対して受精卵を守る為に子宮内膜の肥厚の保持するように指令を出し、卵巣から黄体ホルモンが大量にだされます。(卵子を成熟させる役割を終えた卵胞が黄体に変化)受精卵が安全に成長するための寝床(受精卵のベッドのスキルアップ)を作るわけです。(黄体期 高温期 18日~28日) 妊娠が成立しないとエストロゲンと黄体ホルモンの分泌量は急激に低下し不要になった子宮内膜がはがれ、血液と一緒に膣から体外へ排出されます。(生理) つまり生理が起こるためには、エストロゲンの上昇→急上昇、排卵期以降の黄体ホルモンの上昇→エストロゲン、黄体ホルモンの急激な低下が必要です。 排卵が成熟卵かどうかは別の問題となります。 デュファストンは卵巣から何らかの理由で黄体ホルモンが十分量分泌されない時に黄体ホルモンを補う薬です。排卵期以降の生理周期後半で生体のホルモン濃度に近い状態を作り出し、排卵が起こった後に受精卵を護る環境(子宮内膜の肥厚)を整え妊娠の継続確率を上げる。急激に濃度が下がることで子宮内膜の剥離を起こすものです。 見かけ上はホルモン量は通常と同じ状態で生理を起こすことで出来るだけ、次の生理→卵胞期を作り出し、正常な排卵を促すということです。 排卵誘発剤は卵巣で成長する卵胞の数を増やして質の良い卵子を育てる効果を高めます。卵胞の数が増えるほど排卵率が高くなるという事で、排卵を促す作用と同時に、卵胞の中で卵子を育てるための役割もあります。つまり生理周期前半に作用します。排卵誘発剤は成熟した卵子を強制的に出させる物です。 排卵を起こすためには一定のホルモン周期を作り出す必要があります。 前医が排卵障害をどう認識したのかわかりません。 卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量低下なのか卵巣自体の問題なのか? 現医は黄体ホルモンの分泌量低下をまず補正し、排卵までの生理周期前半がどの程度正常なのか?を暫く経過を見ているのではないでしょうか? 多分見ている所が違う(両方必要)と思います。 難しくしてしまいましたが、少なくとも現医は排卵の可能性はあると思っているのではないでしょうか?
お礼
こんなご丁寧に、本当にありがとうございます。。 ゆっくり読んで、自分なりに理解できたと思います。 本当にありがとうございました!