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洋画「ブラッド・パラダイス」の惨殺シーンにおける臓器摘出と開腹について
- 洋画「ブラッド・パラダイス」における手術台での臓器摘出シーンでの40分の時間制限はフィクションの演出であり、実際の状態では人間は死に至ります。
- 臓器を摘出されずに開腹された場合、人間は一般的には数時間から数日の生存が可能です。
- この質問はフィクション作品に登場するゾンビなどの創作に関わるため、人体の知識を深めたいという興味から投稿されました。
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#1です。 ゾンビ作品とかを書きたいなら、人体というより生物学のほうが参考になるかなと思います。定番の「生物と無生物のあいだ」から始めてみてはいかがでしょうか。 また、大きな書店の医学書のコーナーに行くと、割と一般向けあるいは看護学生あたりに向けて書いた人体についての本があります。最近のこういう本はカラーイラストが豊富で読みやすい内容となっています。人体の仕組みと臓器の役割、これに生物学やウイルスの知識が入れば専門家から見ればツッコミだらけだとしても一般人には分からないくらいのリアリティのある作品は作れると思います。 でもシナリオを書く人ならご存知でしょうが、あまりにリアルすぎると読者や視聴者がついていけないので、マンガチックなくらいでちょうどいいんですけどね。「進撃の巨人」の巨人なんて解剖学的には荒唐無稽もいいところなのですが、結構夢中になっていたお医者さんもいました。
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- nagata2017
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開腹すれば 横隔膜による呼吸ができなくなるので 開腹手術するときは 呼吸補助器材を使用します。 肺に直接空気を送り込む器材です。 それがなければすぐに窒息死します。
お礼
ありがとうございました。
- eroero4649
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なかなかよいご趣味をお持ちですが、状況が手術室のような衛生的でコントロールされている状態か否かで大きく変わるであろうことはお分かりいただけるかと思います。 内臓を覆っている腹膜というのがございまして、ここにばい菌がつきますと全ての臓器にばい菌が回りまして、腹膜炎からの多臓器不全というやつになりまして死にます。盲腸をこじらせて死ぬことがあるのはこのためです。 お腹が開いていれば当然出血も伴うかと思います。体重の約8%が血液になりまして、そのうちの20%が失われると命の危険が伴い、30%が失われるといわゆる失血死というものになるといわれています。なぜその量が分かっているのは非常に興味深いですね。8%のうちの30%ですから、体重の約2.4%となります。私ですと約1.5Lぶんの血液が失われると死んじゃいますね。 また、麻酔が切れたら自分のお腹が切り拓かれているわけですから、その痛みに耐えられないでしょう。これをショック死といいますね。 お腹を開きっぱなしにしていれば、当然体温が低下します。低体温症となりますと、これまた人間は死にます。 血液にばい菌が入れば、血液がばい菌だらけになって全身にばい菌が回り、これまた多臓器不全で死にます。これを敗血症といいます。虫歯で死ぬ人がいるのはこのためです。 腎臓は、一日に延べ150Lもの量の血液をろ過します。それだけの量をろ過しないと血液に老廃物などがたまりすぎてこれまた臓器が稼働しなくなって死にます。これを尿毒症といいます。人間おしっこが出なくなると、1日か2日で死にます。腎臓の手術をする際は、血液は透析器に逃される措置がされます。 脱水症状で人は死ぬこともありますが、人体の水分量の10%が失われると危険といわれますね。お腹を開きっぱなしにしてたら、そこから水分も蒸発していくと思われます。 この他にその人の年齢や体力、健康状態も関係してくることはいうまでもありません。 かように、死に至る理由はいくらでもあげることはできますので、単純に何時間で死ぬなどといえないことはご理解いただけるかと存じます。それはなんと申しますか「絵をひとつ描くのに何時間かかりますか?」と問うのに似ているでしょう。
お礼
ありがとうございます。 すみません、そうですよね、 私も、作品のシナリオやスクリプトを書くのに何時間かかりますか? と聞かれたら、何も言えません。 ただ、人の身体については詳しく知りたいです。
お礼
ありがとうございます。「生物と無生物のあいだ」ですね。 私も、シナリオを書いていて読者や開発メンバーの人に聞かれる事があります。 例えば前回、失血死について設定資料をいくつか書いていたら、開発メンバーからこの全血液量の1/3を失えば失血死するって書いてるのと全血液量の1/2を失えば心停止するって書いてるのどう違うの?って。 その時、私もうーんってなりました。 私も、フィクション作品(犯罪小説,映画,TVドラマ)や医学関連の書籍などを見たり読んだりして様々な表現の仕方があって難しいって思っていました。 例えば、上野正彦さんの「ずっと死体と生きてきた」という本には、静脈血なら体全部の血の半分以上出ても助かる場合があるとか、出血(Wiki 参照)には血液総量の1/2を失えば失血死を起こすって書いてあったり。 シナリオを書いていてその場しのぎの知識で書いていたら、舞台の設定そのものが成り立たなくて、ノベル制作のプロジェクト破綻したり、そのプロジェクトから逃げ出した事もあります。だから、分からなかったらとにかく調べる!って風になっていました。 まぁ、現代基礎知識やファンタジー要素などなど、私には、まだまだ分からない事ばかりなので。 すみません、ありがとうございました。