1です。
いろいろな考えがあるでしょうけど、個人的には185系の転換クロスシートは当時のリクライニングしない回転シートよりはるかにグレードが下だと思っていましたね。
この回転シートはリクライニングしない代わりに各座席にテーブルがあり、向かい合わせで使わない限り各々テーブルの使用ができました。当時183系などで使われていた簡易リクライニングシートは窓下から短いテーブルがあるだけで、通路側の席の人は使いにくかったのです。知らない同士であって窓側の席の人が使っていれば通路側の人が使うのはほぼ無理だったと思います。
185系の転換クロスシートが新幹線みたいに通路側の席にもテーブルがあればまだしも、183系の簡易リクライニングシート同様窓下からのテーブルしかなく、新しいことを除き何のとりえもない座席といってよかったと思います。奇抜な塗装が話題を集めましたが、それだけです。
さらに問題だったのは、当時新車の特急車両はタンク式のトイレを備えていたのにもかかわらず、垂れ流しトイレが採用されたことです。一般の人はそんなことに目もくれなかったかもしれませんが、垂れ流しトイレが問題になっていた時期だったのにこれには唖然としました。
153系の後継として造られたのですから、「急行型」としてあれば何の問題も無かったのです。実際登場時は急行として使われた例が多く、153系や165系と併結していたこともありました。登場時は「グレードが上がった」と歓迎していた人も多かったですが、車両がそのままで特急に使われるようになると実質値上げされたようなもので、急激に評価は下がりました。さらに問題なのは「特急並みの設備を備えた」と宣伝されたことです。「特急型」なら「特急並みの」という表現はおかしいのであって、「急行型だけど、特急型並みの設備」というのなら妥当だったでしょう。「特急車両としては初めて窓が開くようになった」というのもありましたが、窓が開くことのメリットはほとんどなく、固定されていないことによる振動などデメリットの方が多かったように思います。
これらはあくまで個人的な考えです。それだけはお断りしておきます。
お礼
ありがとうございました。