病気の治療の場合は、健康保険が適用になります。
極端な話ですけど、結果論として「正常な妊娠経過」と判断された場合でも、「微出血もあるし、腹痛もする気がする、病気の兆候ではないか?」と妊婦が申し出た場合、「○○(病気名)の疑い」ということで健保が適用されます。
結果として投薬などの処置があった場合は「病気だった」と分かりやすいのですが、最初から病気と決めて診察しているのではなく、最初は「病気の疑いがあるから、診察した」となるようです。
#逆に言うと、とにかく「○○の病気の疑い」というのがないと、健保扱いにならないそうです。
帝王切開や切迫流産で入院した場合の「保険が使える」は、
・まず、健保が適用になります。
・そして、妊娠関係の入院・手術が、特約で給付金支給が除外されていなければ、生保から給付金が出ます。
の、2つがあります。ちなみに私は、帝王切開で出産しましたが、健保が適用となり、入院給付金や手術給付金が生保から出ました。(生保に申請書を出すのに、病院から証明を取りましたが)
「高額医療控除請求」という名称の制度は、存在しません。
こう書かれてしまうと、どちらのことを言ってるのかな?と、かえって迷ってしまうので、2つとも書きますが、
(1)
高額療養費については(「高額」の部分だけ同じ表現)、健保から、「健保適用分が一定金額以上だった場合に、医療費を返金する」という感じなので、健保が適用されていない場合は対象外です。
(2)
税金の医療費控除については(「医療費控除」の部分が同じ)、健保が適用でない部分も申告できます。
正常な経過のため、健保が適用にならない「妊婦検診」「正常分娩」だけでなく、交通費や薬局で購入した薬もOKです。
(出産のための入退院の場合は、領収書があればタクシー料金も申告可。入院荷物を持ち、陣痛が始まっていたり新生児が一緒だったりするので、常識的にバスや電車を使えというのは無理だから)
ただし、出産で入院した時の費用から、出産一時金、もらえる人によっては出産一時金の附加金や入院給付金・手術給付金も、入院費の補填なので、引き算して医療費控除してください。
お礼
帝王切開や切迫流産は健保・生保も適用になるわけですね。 参考になりました。 ありがとうございます。