貴方の気持ちも分かる。
でも・・・
ハッキリ振られていたら振られていたで、
それはそれで強い喪失感と傷になっていた筈。
どっちが良い悪いも無いんだよ。
きちんと振られたら、
振られた後の世界への着地が。
きちんと振られていないとしても、
結果として生じている現実(実質振られている世界)、
それに対する着地があるだけ。
ハッキリしていると、
その分着地に対しての衝撃がある。
ハッキリしていないと、
泥濘への不時着的曖昧な感触がある。
衝撃自体は強くない。
それでも、
その感触は決して心地が良いものでは無い。
足元が曖昧な分、
逆に身動きが取り難い泥沼にもなり得る。
ハッキリとは言われていない。
貴方はそう書いているけれど、
ハッキリ言って貰えるように、
更なる一歩(言質取り)をしても良かったんだよ。
催促になる事は承知の上で、
更に踏み込んだ答えを求めても良かった。
そうすれば、
相手も貴方を振らざるを得ないから。
でも、
返事が貰えていない時点で、
改めて聞きに行く作業って凄くし難いんだよ。
そもそも、
良い返事が出来ないから生まれている曖昧状態。
それを薄々知りながら、
更に世界をハッキリさせる事の苦しさ。
良い事が待っていないと知りながら、
更に歩を進めていく事の苦しさ。
貴方が十分魅力的で、
付き合うに足る異性なら、
そもそも曖昧な返事や対応にはならない。
貴方は、
ハッキリとは返事が出来ない(足らない)相手。
それが、
相手から見た貴方の現実なんだよ。
貴方も本当は分かっている。
だからこそ貴方は、
ハッキリ「言われる」事を待つしか出来なかった。
自ら聞きに行ってマイナスを知る位なら・・・
まだハッキリとは言われていない、
その状態を辛うじてプラス(少なくともマイナスでは無い)
受け身のままそう捉える事で心の慰めにしていた。
でも・・・
自らを慰められる時間は限られている。
結局白も黒も出ない(もはや出せない)
そんな時間と距離が生まれてしまっている今、
自ら振られたと判断するしか無くなっている。
相手に言われたなら、
それに対しては抗えない。
でも、
まだ言われていない(も、もしかして・・・)
そんな風にも考えてしまう貴方にとっては、
完全な失恋断定もし難い状態がある。
それはよく分かるよ。
でもね、
ハッキリした返事を貰いに行こうと思えば出来た。
貴方はそれを「しなかった」だけ。
きちんとした返事が貰えなかった時点で、
貴方はマイナスを怖がる状態になってしまったから。
今の状態も実は、
貴方が「選んだ」状態なんだという事。
ゆっくりと深呼吸を。
確かに、
思い出の場所は貴方と「好きな人」の思い出の場所。
でも、
その思い出の場所は、
「彼氏彼女」としての思い出の場所では無い。
彼氏彼女としての思い出の場所は、
今後貴方が素敵な人を見つけて(出会って)
お互いに誠実な関係として一歩一歩創り上げていくもの。
まだそのスペースは未開拓のまま残っている。
それは、
貴方にとっての希望でもある。
受け止める相手あってこそ「活きた」交際。
思いは相手「と」育んでいくもの。
受け手が必要なんだよ。
一生懸命思うだけでは、
「二人」の心地が良い関係にはならない。
もう年も明けたよ?
改めて、
17年の貴方は、
受け手のある思いを大切に。
相手「と」育んでいける誠実な思いを大切にね☆