キャノンi850のノズルチェックパターン異常
ちょっと長くなります。すみません。
先日、カラー印刷の色合いがおかしかったので、ノズルチェックのパターンを印刷してみました。濃いシアン(黒のすぐ下)の格子模様の下半分は全部印刷されていましたが、上半分は一つおきに欠けていて、Bのシアンも同じように上半分が縞になって、いわゆる櫛形になっていました。真っ黒なはずのLとMは、Lの上半分が茶色、Mは上から茶黒茶黒茶黒の同幅の縞になっていました。それ以外は正常でした。
何度かヘッドクリーニングとヘッドリフレッシングを行いましたが、改善されないので、プリントヘッドを取り出し、ノズルの周囲の汚れをアルコールをつけた綿棒で拭きました。それでも何の変化もないので、同じようなケースがないかとインターネット検索をし、こちらでプリンタ修理屋さんが、櫛形はほぼ間違いなく、インク詰まりではなく電気回路の問題とおっしゃっているのを読みました。そこで、またヘッドを取り出し、アルコールで後ろの金色の部分を拭いてから、またノズルチェックを印刷してみると、なんと、濃いシアンの格子パターンは完全に印刷され、Bも櫛というよりのこぎりの歯のように、上辺だけがギザギザになっていました。LとMの茶色も、1ミリほどに細くなっていました。それで、「もう少し拭いたら直るかもしれないという素人考えで、また同じ事をしてパターンを印刷すると、今度は以前より悪化していました。格子はまた上部が一つおき、Bが櫛形に戻っただけでなく、ほかのシアンとマゼンタも下辺または上下の辺がぎざぎざになっていました。Gはぎざぎざというより、上下の角を丸くした板を少し隙間をあけて並べたみたいになっていました。LMも縞に戻り、Hの下1ミリほども茶色くなっていました。
色が変なだけで印刷がかすれたりすることはないので、数日間そのまま印刷し続け、ときおりノズルチェックパターンを印刷してみましたが、濃いシアンの格子とBLM以外は少しずつよくなり、今はマゼンタは正常に、Bは相変わらず櫛ですが、それ以外のシアンはぎざぎざが小さくなっています。
このように一旦悪化したものが良くなったりするのは、ヘッドが電気的に死んでいるというより、接触不良かなにかで、直る見込みがあるのでしょうか。