Q1、飼い犬は家族の車はわかるのですか?
A1、もちろん、判別できますよ。
Q2、飼い犬は家族の車にどれだけ喜びますか?
A2、狂気乱舞した犬もいますよ。
私の車の到着を知って、最も喜んだのは通い世話犬(シベリアン・ハスキー犬、オス、35Kg)です。
彼は、幼少時から少年時代まで飼い主に棒で打たれる生活をしていたとのこと。
>ああ、今日も打たれた鳴いている。
と、村民はその哀れさに同情していたそうです。その彼は、2歳になったある日、ついに飼い主に牙を剥きました。怖れをなした飼い主は、近所の空き地に檻を作って監禁。それからの7年もの間、一度の散歩することない幽閉生活が続きました。
>某村に虐待されているシベリアン・ハスキー犬がいる。
と聞いて、私は救出に向かいました。
>ウーッ!ガウーッ!
と唸って檻に体当たりして「近づくな!」と威嚇するJ号。歯茎を剥きだしての激しい威嚇。糞尿にまみれた抜け毛で斑になって剣のある形相。正に狼さながらでした。檻の中に入ると大きな口を開けて私の手を執拗に攻撃。
>さあ、檻を出るよ!
攻撃のスキをぬって首輪をはめてリードをガシャ。それを見て、妻が檻の戸をオープン。すると、彼は、脱兎の如く外を目指しました。
それから一ヶ月。私の車が空き地に続く道路に侵入すると・・・
>アーン!アーン!アーン!アーン!アーン!アーン!
と、鳴いて檻の中で狂気乱舞するようになりました。檻までの距離は50mの地点で、「アッ、キター!」と気付いたようです。
食事の世話とウンチの片付けは妻の仕事。でも、リードを持つ手を牙を剥いて攻撃するのが習慣になっている彼の散歩は私の役目。私の車の到着に気付いたら、おやつも食事も中止して狂気乱舞モードに突入。
>耳がピクッ!そして、飛び跳ね開始。
>よっぽど待っていたんだねー。
犬ってのは、飼い主や世話をする者の到着を今か今かと耳を欹てて待っていますよ。そして、その境遇によっては狂気乱舞しますよ。