中国なんて、あなたのように、よほど脳内中国好きでもなければ、一回も来れば十分でしょう。
歴史的建造物と言われるものは、数だけは多いですが、殆どが近年に、時代考証やオリジナルに対する正確な再現度を無視して手を入れられており、本当の意味での歴史的価値などほとんどありません。
杭州などには世界遺産が結構ありますが同様です。
中国人自身が「唐は日本にあり」というくらいに、日本は歴史的建造物や文化を大切にしていますが、肝心の本家本流の中国では、その貴重な建造物も文化も、中国共産党の文化大革命という、醜い権力闘争によって殆ど破壊され、延々と続いていた文化の伝承も殆どが絶たれてしまいました。
また、文革の後の改革開放政策により、それまで人民皆貧乏だった国民たちは、貧乏の反動で超拝金主義に走ってしまい、金儲けこそがすべてに対しての正義になってしまいました。
そこには儒教の徳である「仁・儀・礼・智・信」の五常ももはや存在しません。
今の中国人は人を騙しても、約束を反故にしても、人を陥れても、金を儲けて贅沢な生活と人が逆らえない権力をを手に入れた者が勝ちです。
実際多くの中国人が言ってますが、漢や唐、宋などの古代中国の文化を受け継いで現代にまで伝えているのは日本だけで、中国ではそれらは遥か以前に途絶えてしまっている。
古代中国文化の正当な継承者は日本で有って、現代中国ではない。と言われてます。
また、私の住んでる上海は、租界時代の素晴らしい建物が片っ端からぶっ壊されて、そのあとに、ごてごてと悪趣味でセンスのない装飾で飾った、安っぽい高層アパートに建て替えられてしまい、賄賂や不正経理で私腹を肥やした成金連中の投機(投資ではない)の対象にあってしまってます。
そんな古き良き文化の燃えカス、ゴミみたいな残骸をまともに見る価値などないと思いますし、こすっからく、目先の金儲けしか考えない連中が幅を利かせているせで、空気や水、はては農地の土壌まで汚染されて、食の安全など無いに等しく、歩道を歩いていれば無音の電動スクーターが全開で突っ込んでくる。青信号で横断歩道を渡っていても、右折してくる車に跳ねられたら、車の進行を妨害したとして歩行者の方が悪くなる。と言った安全に対するリスクと不合理の社会。
政府は現在の体制維持に必死で、朝礼暮改など当たり前。株価暴落や理財商品のデフォルトなど社会不安の要素になりそうな報道は握りつぶして真実の報道はしない。
そんな国も政府も住んでる国民も、膿が溜りきって、今にもバブルが弾けて全てがひっくり返るかもしれないような国に、観光に来るような価値があるなど、とても思えませんけどね。
お礼
歴史的建造物は文革によって多くが破壊されたこと、様々な懸念材料もあるというご意見ですね。