それが今のあなたの結論なのですから、あなたが決めるべきです。
キツイことを言いますが、付き合っているのはあなたです。そして彼。
彼の愛情に応えられないのが辛いからといって、
愛情が涌いていない段階で付き合うことを決めた時は自分で決めたにもかかわらず、
別れる時は他人からの後押しが欲しいなんて。
こういう形でのお付き合いを始めた以上、自分の都合で別れる時には相応の苦しさを伴うのは当然です。
本来誰かに彼と別れるべきかなんて聞くのはおかしいのです。
「好きではない」じゃなくて「好きかどうかわからない」
彼のためにもその方がいい、なんてそれらしいことを理由にあげても、
当の彼の希望はあなたといることだとおっしゃっている。
彼の希望を拒んで別れようと思っているのはあなたです。
相手を傷付けたくないからではなく、自分が楽になりたいから、
彼を傷付けてでも別れたいという気持ちを抑えられないのは明白だと思います。
つまりあなたは、自分の好きな人以外は受け入れられないままなのです。
恋愛は自由だしどちらにも責任はあります。
愛せなくってとても悲しいけれど、なんて感傷的な事を言っていたのでは幸せになれません。
あなたの本心から彼と付き合うのが嫌なら別れるしかないです。
ずるずる付き合うことが本当に二人の為にならないのであれば、
自分が身勝手な悪者になるのは当然として、その責めを全部引き受けて幕を引くのが交際を受け入れたあなたの義務だと思います。
私は以前、あなたと同じような事で悩みました。
相手の期待に応えられない気がする、尽くしてくれるのに心から好きになれないのだから、
きっと私は彼のことが好きじゃないのかも。
日々罪悪感が募り始めて、ちょうど今のあなたのように、
「彼の事は好きじゃないんだと思う。だったら彼をこれ以上傷つけないためにも、
別れてあげた方が二人の為」都合よくすり替えて、会うのをやめようと切り出しました。
相手の気持ちなんてお構いなしで、ただ自分が楽になりたかっただけ。本当に身勝手でした。
けれども、先が無いと思った方が言わないと。
そこで話し合った末、一旦しばらく会わないことになりました。
これできっとお互いに楽になれるんだと思っていましたが、
切り出した私の方が間違っていたことに気付く結果に。
一途に愛してくれていた人がいなくなるという環境になってみて、
初めて彼の優しさや思いやり、愛情に守られていたのだと分かって衝撃を受けました。
相手に気を使っていると思い込んではいたけれど、自分の事しか考えていなかったのです。
あなたたちが1年も続く関係を継続させていたのは、
ひとえに彼の大きな愛情の賜物かと思います。
ただ、今のあなたにはその愛情がどれほど貴重なものかに気付くことはできないでしょうし、それを他人に言われてすんなり受け入れられる人なら、
そもそもこんなに苦しむこともないと思います。
ひょっとしたら、私とは異なり、もっと愛する人を他に見つけられる可能性だってあります。
だとしたら、今のあなたは「べき」で動くことより、
「したい」と思うことに正直に動く方が納得がいくのでは。
結果がどうなるにしろ、自分の行動の責任は自分でとるしかありません。
私は一度離れてみて初めて彼の大切さに気付き、
彼に詫びてもう一度最初からやり直すことができました。
その後は悩んでいたのが嘘のように彼のことが大好きで、結婚して3年ほど経った今でも幸せです。
あなたの「好きになれない」が、本当にそうなのかは私にはわかりません。
けれども好きになれない人と1年も続けられるものかとも思います。
自分の気持ちは自分さえ見えなくなることはよくあります。
別れるべきかどうかは自分で決めるべきですが、
もう一度自分の気持ちを見つめ直し、その彼が必要なのかどうか、
好きとは、付き合うというのは、愛するというのは何なのか、
シンプルに考えるために自分の手から全てを手放すことで分かることがあるかもしれません。
捨ててみて新しい出会いを手にするかもしれないし、
捨てようとしたものこそが本当に大切なものだったんだと気付くこともあるでしょう。
出会いは縁、そして運です。
掴める時に掴まなければ、二度と出会えなくなるものかもしれません。
いずれになっても自分の決断で行動するなら、どんな結果でも納得はいくと思います。