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障害者差別。日本と世界各国の比較。
障害者差別や偏見の、日本と世界各国の比較(人々の理解や制度や法律)が知りたいです。 現状はどうなっているのでしょうか。どこか調査結果はないのでしょうか。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家岸田 ひろ実(@hiromi_kishida) ユニバーサルマナー講師
一つ、「障害者の権利に関する条約」に批准している国は、そうでない国よりも 比較的障害者のための法整備や向き合う意識が進んでいると言えるでしょう。 日本は 2000 7年に署名、 2014年に批准しました。 また、どこからどこまでが差別であるのかの定義が国によって違いますね。 日本でしたら 2016年に施行される障害者差別解消法において、 障害を理由とする不当な差別(入店拒否・サービスの利用拒否)などが定められました。 アメリカでは同様の法律が数十年も前からADA法として成立していますので、 日本に比べると法律レベルでは差別の解消が進んでいると言えます。 障害者への理解も実際に障害者の権力が大きいのもアメリカです。 車椅子利用者に退役軍人の方が多いということもありますね。 香港では、障害者に対して侮辱的な言動が処罰される法律がありますし、 EU、デンマーク、スウェーデンといった欧米諸国でも日本に先駆けて制定されています。 しかし、歴史的・宗教的な背景が未だ根強い一部の国では、 差別・偏見も強いかもしれません。 例えばミャンマーは、国民の 90%が上座部仏教を信仰しています。 ミャンマーの仏教では輪廻転生の思想が浸透しているので、 現世の障害者は前世で悪いことをした人たちと考えられています。 政府による障害者支援が進みつつありますが、このような宗教的背景がありますので、 雇用や日常生活と言ったところでは充分な支援を受けられていません。 タイやスリランカでも同様です。 また、カースト制度が浸透している国でも障害者の地位は低く設定されています。
岸田 ひろ実(@hiromi_kishida) プロフィール
皆さん、こんにちは。 株式会社ミライロ所属コンサルタント・ユニバーサルマナー講師の岸田ひろ実です。 私は障がいを価値に変える「バリアバリュー」の視点から、ビジネス・自治体・教育機関の最前線で高...
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