効果はあると思いますが、「十分」かどうかは隣人次第の面が大きいです。
低音を遮音するにはとにかく重い物で仕切るのが一番ですが、電動工具の騒音の大半は人にとって不快な1kHz付近で高音域です。高音域の音は反射しやすいので、密閉性を上げるのがキモとなります。
例えば12mmコンパネできっちり囲うだけでも外部への影響はかなり低減します。ホームセンターの工作室なんて、アクリル板で囲ったくらいですが、頭に響く音はかなり低減していますよね。
従って、室内側に吸音材を配置して、外側を密閉する。これが基本方針となります。
換気扇のような貫通孔部分が一番音漏れしやすいので、コルクやスポンジゴム、毛布などの吸音材を内張りしたダクトを設けます。ダクト通路が2回以上折れ曲がっているとなお良いですね。消音器(マフラー)の原理です。
室内に厚手の布カーテンを吊るすのも良いです。暗幕のような布を天井からひだ状に吊り下げると、かなり音を吸収してくれます。段ボールを断面を見せて重ねたものでもそこそこの吸音効果があります。
ただ、木工はホコリが付き物で、こまめに掃除しないとすぐ埃っぽくなっちゃうのですが。
お隣との距離にもよるでしょうが、室内側から、有孔石膏ボード→不織布(園芸用シートなど。ホコリの影響低減用)→古紙や古布リサイクルしたちょっと重い断熱材→コンパネ→外装→という組み合わせでどうでしょうか。
前述のように、換気扇、扉、窓といった開口部で音漏れをしやすいですので、配慮が必要です。床を貼るなら工具から床板に伝わる共鳴にも考慮が必要。コンクリ土間にカーペットを敷いた上に床板を敷く、あるいは床板の上にカーペットやコルク・ゴムを敷いて振動の伝播を抑え、床下空間は基礎でしっかり覆いましょう。
あと、カンナやルータ、丸鋸と言った工具は、刃先部分だけ出してモータ側を箱体に内蔵した形にすれば、それだけでもかなり騒音が低減します。箱体の内側に吸音材を貼ればなおいいです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 色々アイデアを出していただいてとても参考になりました。 完璧な防音を望んでいるわけではないので、私が希望する程度にはいきそうだなぁと感じています。 隣人からやんわりと「少しうるさいかなぁ」と言われてしまったのが直接の動機です。 ありがとうございました。