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パッケージキャッシュについて
Linux Mint 13 Mateを使っています。 apt-getからインストールされたパッケージは/var/cache/apt/archives/以下にキャッシュされ、パッケージをアンインストールした後もキャッシュは残ると理解しています。 キャッシュされたdebファイルは、再利用を考慮してキャッシュされるのだと思うのですが、再利用にはどのようなケースがあるのでしょうか? また、インストール済みパッケージに対応するパッケージキャッシュを削除しても、そのパッケージの利用に特に悪影響はないのでしょうか?
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悪影響は、必要になった時に、再ダウンロードが必要になり 待たされたり、通信量が増えたり、サーバーに負荷をかけることになったり それ以外は、おおむね無いと考えていいと思います。 ただ、それだけのHDD容量を空けることに 大きなメリットがあることは、あんまり無いかもしれません。 USBメモリーにインストールしていたりすると、そうでも無いですけどね。 逆に、再ダウンロードが必要になる状況を考えてみましょう。 これが、もっと起きやすいのは、依存関係で導入されるライブラリーなどだと思います。 同分野のソフトを、数種類試してみようという時に aを導入すると、B,Cというライブラリーが依存関係でダウンロードされインストールされたとします。 aが目的に適合しないため、removeした場合に、たしかにaはキャッシュしておく意味がありません。 ですが、次にdを導入してみたら、B,Cがまた必要になることがあります。 同分野のソフトでは起きやすいはずですし まったく異なる分野でも、そういうことはめずらしくはありません。 もちろん、aを削除しても、B,Cは削除もされていないわけですが apt-get autocleanで不用となったパッケージを削除した時点で システムからは消えて、キャッシュされたdebパッケージだけが残ることになります。 そういった条件では、異なるソフトの導入時に キャッシュされていたライブラリーB,Cなどが すみやかにインストールできるわけです。 もちろん、ファイル自体はUbuntuとXubuntuやEdubuntuなどの派生版で共用されるので 複数のUbuntu系のシステムがあるなら、キャッシュにあるdebファイルを 別のシステムに移して活用することもできますし nfsで共有したファイルサーバーをdebパッケージのキャッシュとして活用する手もあります。 (Mintの場合、どの範囲で共用できるのか把握していません) 実は、プロキシーキャッシュで保持するという手法もありますが 設定はちょっと面倒くさく、うまく動かすのは大変かもしれません。 ただ、そういったものがLAN内にあり、GbEで接続されているなら 個別のPCで、キャッシュを保持する必然性は無くなるかもしれません。 プロキシーキャッシュ機能付きのルーター製品が 安価で出てきてもいいと思うんですけどね。 Windowsでも、複数PCでWindows Updateをするなら ルーターでキャッシュできたほうが効率良いわけですし。
お礼
vaiduryaさん、回答ありがとうございます。 なるほど、依存パッケージを考慮していませんでした。 わかりやすい例を出して説明して頂いたおかげで、よく理解できました。 パッケージキャッシュの有無で dpkg -l の表示結果や dpkg-reconfigure などにも影響するのかと思い実験してみたのですが、全く影響なかったです ^^; おっしゃる通り素直にパッケージの再ダウンロードを節約するためのキャッシュなのですね。