共通語というものがあるのはなぜ?
NHKにより共通語が広がった、NHKの放送で共通語を覚えたという人が多いという言説に違和感があります。というより矛盾してませんか?
共通語の特にアクセントというものがNHK自身が「全国で通じる」と考えて決めて、それから使っていったものですよね。
つまり共通語というものを決める前に全国で通じる言葉があったという。
じゃあNHKで共通語が広がったとか共通語を覚えるシステムが出来上がっているとうのは順序が逆転してるじゃないですか。
なぜNHKが共通語を決める前から全国で通じる言葉があったんですか?NHKにより統一されたアクセントによる放送がない時代にどうやってそのような語彙やアクセントの言葉遣いが全国に行き渡ったのでしょう?
そもそも共通語という概念ができたのは戦後で、国立国語研究所の調査のなかでそれぞれの地域には在来の言葉に対して「そうではないもの」があると分かり、それを分類するためにできた概念だそうです。
つまり「共通語」にはさまざまな地域に散らばっていた「そうではないもの」が寄せ集められているということになります。
NHKはこれをもとにアナウンサーの話し方を決めたことでしょう。
ここでまた疑問なのは「そうではないもの」が「全国で通じるもの」であるということが自明かのようにみなされていたことです。
どうしてそういう確信が持てたのでしょう?何か原因があって、在来の言葉にそうではないものが加わったということまで分かっていたなら、「こういうわけだからそうではないものは全国的に通じる」と確信が持てたことにもうなずけます。
そうなれば自動的に最初の疑問も解けるわけです。
もし何か原因があって広まったというのであれば、その原因は何なのでしょうか?回答よろしくおねがいします。
お礼
ありがとうございます。