NO1で書き込みましたdog_1_1です。
補足で書かれたことにコメントいたします。
まずですね、
>子犬をゲージに入れる、または部屋にひとりにすると永遠と泣き続けてしまいます。
これは非常に難しい問題なんです。
と、書くと語弊があると思いますので、『簡単に考えるべき問題では無い』と認識してあげてください。
どういうことかと申しますと、子犬の月齢が深く関わってきます。
ちょっと話しが逸れますが、人間の場合を考えてみてください。
赤ちゃんが泣きますよね。
この時に『泣いてもムダだと断固無視する』
こういう一律の対応を取るのでは無く、様々なことを考慮に入れて判断します。
もう少し突っ込んで書きます。
(赤ちゃんが泣く)→(すぐに抱っこする)→(泣くことで抱っこしてくれることを学習する)→(抱っこして欲しい=泣くようになる)
人間の赤ちゃんの話を書きましたが、書籍で読まれたワンコについて『断固無視する』というのも、同じ事を書いているわけです。
ところが人間にせよワンコにせよ、これも月齢が深く関わります。
人間の赤ちゃんなら、生まれてすぐ、首もまだ座っていない状態ならば、こういったことをせず『泣いたら飛んでいく』という対応を普通しますし、またそれで問題にはなりません。
そろそろ”寂しい”や”構って欲しい”という感情が発生してくると、今度は(泣く=抱っこする)これを考えながらする必要が出てくるということですね。
さて。
ワンコに話しを戻しますが、ワンコもこれは同じなんです。
生まれてしばらく(ワンコ時間でです)は、子犬が鳴くと親犬はすっ飛んでいきます。
こういった(鳴く=すっ飛んでいく)という状態に変化が出てくるのが、ちょうど乳歯が生えたぐらいです。
子犬が乳を飲みにいきますよね。
乳歯が生えてくる、つまり母犬も痛いので基本的に拒絶します。
犬種や個体差はありますが、おおよそこれが三週間~一ヶ月ぐらい。
つまりですね、一ヶ月半という月齢は(鳴いたらまだ構う)(そろそろ甘え呼びはダメ)という、犬がやる子育てでも(どっちもするし、時々による)という微妙な時期です。
人間からしても『まだ寂しくて鳴いても当然の時期』であり、『そろそろ、そういった行いは辞めよう』という時期でもある訳です。(ただし、鳴いても知らん顔に移行してくる時期なのは間違いありません。そういった意味でも微妙な時期です)
ですのでハンコで押したように、YES・NOの二択で決定するのではなく、状況、鳴き方て判断してあげて欲しいのです。
言葉にすると『我が儘はダメ。けれど孤独を感じさせるようなことは絶対にしない』
子育ての上手な母犬は、これを見事にやります。
総括すると、補足を読む限り異常事態を知らせるのと同じような鳴き方だったように読みました。
この異常事態というのは、『周りに誰もいない』こういった寂しさだけではなく、それこそ子犬からすれば生命の危険を訴える意味があったように思います。(人間から見れば、そんなことないのは確かですが、そういった理解は出来ません)
実際、この月齢の犬はセルフハンティングすることも出来ませんし、親犬が吐き戻す未消化物を食べている時期です。(飼い犬ですのでふやかしフードでしょうがこれも代用品と言えます。和犬なんかのプリミティブな犬種は吐き戻し行動をやる固体もいます)
こういった事は子犬も学習では無く、生得的に『親犬がいないという危険』を身につけています。
注意して頂きたいことを書きます。
1)子犬から見て、保護者(飼い主)の存在が解っているか?
2)子犬が保護者(飼い主)の存在が解っているのに鳴いているのではないか?
>部屋にひとりにすると永遠と泣き続けてしまいます。
ここですね。
本質的には(保護者無しでは生きていけない!)という部分を考えてあげてください。
これも練習なんです。
わざと短時間部屋をあけ、すぐに戻ってくる。
始めは十数秒で結構です。
出て行く、戻る、どちらも素知らぬ顔で声もかけず『普通のこと』と貫いてください。
冷たく無視するのでは無く、『(犬の反応で)あれ、起きてたの?』という感じです。
伝えてあげて欲しいのは、(本当の孤独では無いという安心)です。
母犬と共に暮らしていても、そういう時期ですので、これは進めていってあげてください。
(母犬は存在を誇示しながら、自分から近寄らないという行動を取ったりします。つまり存在が解っているのに鳴き呼ぶのは甘えている、ですね)
一ヶ月半というのは、1)で鳴いているなら、当然の行動です。
母犬を散歩に連れて行ったりすると、こういった鳴き方をしますし、そのときは散歩から帰った母犬もダッシュで小屋に戻ります。
けれど2)で鳴いたときは、知らん顔。
おおよそはこういった感じです。
犬の視線から見て、正当な要求まで無視しないように注意してあげてください。
ちょっと難しいのは、本当の留守です。
率直に言えば、理想はまだ無理です。(結果的にそうなってしまった、そうやって育てたというケースはいくらでもあるでしょうが、これも含めて理想です)
出来れば、誰か家にいるという状態を生後三ヶ月にはいるぐらいまでは続けられればと思います。
少々気になった部分を。
>「鳴く」ではなく本当に「泣いて」いて、涙がかなり出ていますし、1度シャックリが止まらなくなったこともあります。
犬は寂しいとか、悲しいという感情を示します。
立証は出来ませんが、断言しても良いですし、犬飼でここに首を傾げる人も少ないと思います。
ただ『悲しいときに涙が出る』というのは、ちょっと違います。
気になったのは涙が出た理由の方です。
単純には食餌が体質に合っていないという場合でも同様の症状が出ますので、そう深刻に受け止めないで頂きたいのですが、頻繁に涙が流れるようならば、ちょっといくつか疑うべき事も出てきます。
涙が頻繁に出るような場合は獣医さんの受診も考えてあげた方が良いかも知れません。
頭の隅にでも置いておいてください。
シャックリも同様です。
成犬はあまりせず、一方で乳飲み子に近い子犬ほど結構しますが、これも頻度です。
これから無ければ忘れ、また起こるようなら思い出してあげてください。
あくまで健康管理を主体として書いていますので、くれぐれも怖がらないでくださいね。
子犬というのは非常に丈夫な一方で、弱いところもありますので老婆心故の話しです。
話しが前後しますが、
>一度あの姿を見てしまうとどうにも可哀想に思えてしまって冷たく接っせません。
そうです。それで良いんです。
冷たく接する必要なんてこれっぽっちもありません。
直感で『この方法は、あれ?』と疑問を持ったら疑うことは大切です。
そしてこういった直感は多くの場合、そうは外していません。
犬に伝えるルールは全て愛情を元にしてあげてください。
(甘やかす)ー(普通)ー(厳しくする)
甘やかさないというのは、厳しくすることではなく、普通にすることです。
ここを絶対に見失わないであげてくださいね。
愛犬はトイプーですので、あまり考えないことだと思いますが、広く犬という生物は人間よりも強くて当たり前なんです。
これはもの凄く大切な事実です。
個人的に付き合いが一番長い犬種は紀州犬と、獣猟犬の血統を引き継いだ紀州犬の雑種なんですが、彼ら彼女らは成人男性の腕ぐらいの太さがある牛の大腿骨なんてバリボリ噛み砕きます。
動物として人間が上に立つなんて端から不可能なんです。
そして猛獣のように調教をせずとも、自然と人間を心から慕い、良きパートナーになってくれるのが犬です。
ひとつ面白い話しを書かせて頂くと、洋画や洋物ドラマを観ていると山小屋で飼われている犬が出てくるシーンがありますよね。
首輪もリードもしていない状態で、自分の意志で飼い主のいる山小屋とその周辺に留まっています。
隣近所まで田舎でも数百メートルがほとんどという日本では現実的ではありませんし、もちろん条例でも禁止されていますが、あれは本当のことで、実際犬はオリもサクも無くとも逃げ出しません。
変に聞こえるかも知れませんが、普段から居場所を制限されているから、ひとたび自由になったときに歯止めがきかないワンコがいるだけです。いつも自由だと『ここにいろ』と教えなくとも逃げないのがワンコです。つまり自分の意志です。
当たり前のことと笑われそうですが、これをやってのける動物は全哺乳類中、犬と猫ぐらいです。
牛や馬でさえ逃げちゃうんです。
ワンコというのは、それだけ人間と共に生きることが自然な動物で、肩肘を張ってナイーブになるのは人間だけです。
もちろん私も日本在住ですから、生活の場の中には犬を怖がる人も当然いるはずです。だからこそ犬にノーリードという自由を与えることはしませんし、危険を防止するために各種コマンドも教えています。
ただ事実として、犬とは自然に人間と一緒に過ごそうとする動物だという見方を忘れないでいてあげてください。
犬を飼う最大のコツは、犬から慕われ、犬から一時でも多く一緒にいたいと思える飼い主になることです。
そしてこれは犬が好きであれば自然体で出来ます。
おおらかに子育てするように育ててあげてください。
ケージについてもあるのですが、文字数が足りません。
過去何度か書いてますので、よろしければ回答履歴からご参照ください。
必要な場合でもスペースが重要ですので、一度愛犬の環境を確認してあげてください。
幸せな愛犬との日々、お祈りいたします。
お礼
とても解りやすい文章、かつ1つの質問に対しとても詳しく親身に記載していただきありがとうございます。 少し感動です。 本当に助かりました。 回答ありがとうございました。
補足
やっぱり少し早いのですね…ちゃんとしたショップで買ったようなのですが私が直接購入したわけではないので詳しくは解りかねる状態です。 すみません。 本筋の質問とは別の質問で申し訳ないのですが、解りやすく親切な方のようなので甘えて質問させていただきます。 勝手な質問なので面倒なら無視していただいて大丈夫です。 子犬をゲージに入れる、または部屋にひとりにすると永遠と泣き続けてしまいます。 「鳴く」ではなく本当に「泣いて」いて、涙がかなり出ていますし、1度シャックリが止まらなくなったこともあります。 ネットや本なんかで見る限り、そこは子犬のためにも断固無視して泣いても無駄なことを認識させるべき…という内容がほとんどなのですが、どうにも可哀想になってしまい迎えに行ってしまいます。 私としては躾は大きくなってからもできるし、家に迎え入れるのが早かったので寂しいのかな(トイレなど数秒部屋を出るだけでも泣き始めてしまいます)…と思い現状はできる限り一緒にいてやろうと考えているのですが… シャックリが止まらなくなったのは食事のため15分ほどひとりにした時です。 一度あの姿を見てしまうとどうにも可哀想に思えてしまって冷たく接っせません。 もちろん将来的にそのほうが子犬のためになるのなら頑張りますが… できればご意見いただきたく質問させていただきました。 もしよろしければ回答よろしくお願いいたします。