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ニートや引きこもりの殆どがNPD?
- 最近の研究では、統合失調症など原因のないニートや社会的引きこもりの殆どが、自己愛性パーソナリティ障害であると言われています。
- 一部のニートや引きこもりは自己愛性パーソナリティ障害の可能性がありますが、多くは自慢や目立ちたがり、世間体を気にする傾向が強くて、引きこもりやニートでは満足できないと思われます。
- 本の中には具体的な数字や統計結果がなく、ネット上でもそのような情報は見つかりませんでした。信じるかどうかは個人の判断にお任せします。
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人格障害の話がけっこうありますが、研究もすすんでいるようです。 誰にでも良くある話という性質が強く、 チェック項目を見ると思い当たる人も多いと思います。 しかし、ここで今一度、病気とは何かを考えて見ます。 例えば、本人が苦痛を感じる、不利益を感じる、周囲の人も不利益を感じる。 こういうものじゃなければ、問題視しません。 これらも一定のレベルであれば、互いに我慢をすることで何とかして行くのが普通です。 ですので、病気というのは国が定めた水準を差しています。 国毎に病気としての水準が違うということですね。 保険が降りない、または何らかの形で国が税金から補助をしないレベルは、 学術的な興味の対象という意味での症状であり、 正式には病気ではないとなります。 ですが一般的な病気という概念があります。 これは、本人が不利益を受け、自然に回復しなかったり、長期間苦痛を感じるものです。 そこで治療という概念が登場するわけです。 逆に言えば、医療機関が治療を開発したあと、病気として認定することもあるのです。 治療法がないものは、病気として扱わないわけです。 例えば老衰や老化については死に至るものでありますが、病気として扱われません。 一般概念として、突出して本人が不利益を受け、加えて比率が低く、治療が可能であって はじめて病気と認識されます。 人格障害というのは、昔からあったわけですから、治療法が無いときは、 性格とか、根性曲がりとか、駄目なやつ、xxxとか言っていたわけです。 ですので昨今、個人および社会に対してマイナスの影響を与える性質があり、 その上でこれらが一時的な感情の乱れではなく、長期的な特質となっており、 その原因が肉体的疾患ではなく、幼少期の親の教育によるものであるものに限定して、 診断方法と治療方法が確立してきたというだけに思えます。 ご質問にあった部分は調べますと、 自己愛性人格障害の場合は、 恥に対する過度恐れから、本人が取りうる防衛反応が自己の不利益を招いている場合を 想定しているようです。 普通の人でも、 自分を強く見せて侮られないようにしたり、気分を上向きにしたくて、人に自慢します。 恥をかいたとき心を慰めるために、他人を攻撃したりします。 また、 自分に対する不安があれば、積極的に自信をつけようと行動します。 ですので、これらは一過性のものであれば、誰も不利益になりませんから、 病気としていないようです。 本の中で統計結果を出していない理由は、 「自己の不利益になると知っていて、恥を書きたくないため、引き篭もる」 レベルはすでに病気だからです。 通常は、職が無く無職として家で待機していたり、 他の病気で休養を取っていたり、 他の理由があるわけです。 心が傷つきたくなくて、社会生活を断念するという決断は、 病気の定義である、社会生活に支障をきたすレベル、 そのものに該当してしまっていますので、100%というわけです。 さきに引き篭もる=社会生活に障害があり、次に病名をあてただけです。 ニートが人格障害であるのではなく、 ニートという病気が先にあり、これに対して後付で病名をつけたのが経緯ですよ。 外に出て自慢話をしたり、高い自尊心を発揮する場合は、 能力の高い人にありがちなので、一概には言えず、病理的でないとしています。 ここで注意点があるのは、 社会的に認められる実績を事実、証拠として提示していないのに、 根拠も無く自尊心が高いとい点で識別しています。 つまり、働かざるもの食うべからず。有言実行。立場と身分をわきまえる。 という古典的な慣習に従えず、これに対して拒絶反応が強すぎて、 人と上手くやっていけない。 こうした人を傾向があるとし、 一定期間たって挫折や落ち込みを経験し、人間がまるくなって、謙虚になった場合は、 普通と定義しています。 実力相応の自己を認識し、自分が願望で持つ理想を諦めて、オッサン、オバサンのように ただのイシコロとして自分を受け入れる。 これが普通であるということです。 これは辛いですが、これを受け入れなければ、社会生活での楽しみや、日々の糧を得られません。 どこかでこれを比較し、諦めて、己のプライドを捨てるのが正常です。 これにより社会生活に支障がなくなります。 しかし、プライドが強すぎて、 サラリーを失ったり、社会との接点を失っても、 自己のプライドを取り、事実に気がつきたくないという思いで、 直感では無駄と知りつつ、引き篭もってしまったら、 この自己愛は本人とって障害の次元に達していますよね。 肉体的な疾患と違って、 プライドを折って、人に媚びへつらってでも生きていけたら、正常。 どうしても出来ないくらいであったら病気。 という結果論で判断して差し支えないと思います。 ただし、ここにも逃げ道を防ぐように、追加での言及があります。 言葉や態度では恭順していても、損得勘定にて実施している場合は、やはり病気。 ここには心からの反省、相手への共感、思いやり、心配が伴わなければならない。 としています。 これが欠如している場合に、この病気をあてるようです。 心から反省していない場合は、逆恨みをしたり、 失敗をした自分の自信を取り戻そうと、 相対的に他の価値を下げようしますよね。 「自分が悪いと思ったから謝ったのに、あの態度は何?」 とか言いたくなるときはありますよね。 しかし、これが他の人より多すぎて、社会生活で失敗の回数が減らない。 それが原因で最終的には立場を失い、 最後は引き篭もってしまう。 普通はここまで来る前に、「自分はなんて酷いことをしたんだろう」と泣いて 反省するシーンがどこかできますが、 これが一生来ない人もいます。 失敗の原因がわかりませんと、繰り返しますから、いずれは社会生活からドロップ アウトする運命になります。 うちの姉も最後はどうにもなりませんでした。 昨今のトレーサビリティ、観察能力は優れておりまして、 少し前は道徳という概念、仏教では因縁果報、 という難しい概念を説き明かそうとしています。 ありていに言うと、素直な気持ちが無いと、 色んな人に叩かれてしまい、負けまいとして意地になり、恨みが溜まる。 これを溜め込むと、より素直になれず、 初対面の人であっても、同じ成り行きになってしまう。 これがどんどん循環し、強くなり、 最初は、ちょっとした捻くれモノであっただけなのに、最後は深刻な悪人変貌する。 このループは抜け出せず、必ずそこまで達します。 分かれ道は、一番最初にある、何も事件がおきていないときの素直さの度合いです。 ですので、幼少の教育のときに、ある程度素直さを底上げしていないと、 親元を離れたとき、確実に排除されるという公式が成立しています。 これをもって教育環境の責任としています。 私が幼少の頃は、子供は人間ではないと親に教わりました。 珍しくない戦前教育であり、ノウハウです。 しかし、目上を笑いものにする番組が今では多いです。 遅かれ早かれ、学生時代もしくは社会に出てから、ウツ症状を発して、 引き篭もり、助からない人が多いと思います。 心へのダメージというのは本人の能力に影響します。 本人の能力が低下すると、自己やミスが多発します。 これが原因で、本人の心へダメージが蓄積します。 このループは強力で、半年くらいでボロボロになります。 学生時代に上手く凌いでいた人も、社会では謙虚さを獲得できず、 転職を繰り返して凌ぐそうです。 こういった方も、最後はニートの人と同じ場所にかえり、引き篭もります。 分相応の自分を認め、 謙虚に生きられない場合は、長い時間かかって、同じ末路になります。 それまでの間に、持ち直せた人を正常。 そこまでいってしまった人を、自己愛性人格障害と呼んでいるだけでしょう。 プライドが原因で社会生活を拒絶すると地獄です。 その時点で、いまいる現実が自己の劣等性を証明しているからです。 生きているだけで、原因となってしまったプライドの高さを傷つけます。 最後は、他の人の価値を下げて、自分を相対価値を戻そうとします。 掲示板を荒らす、他人のブログを荒らす、 仮想世界やオンラインゲームでは、殺人行為や迷惑行為を繰り返し、 人に嫌われても、自分の自尊心を守ろうと必死になる。 ゲームの世界で英雄と呼ばれることで、拠り所にしようとする。 こうなると本当に悪人ですね。 ニートの方に類似する人が多いため、 これらが研究されて、 本が書かれているのだと思いますよ。 これらは、肉体的病気であるということではなく、 普通は出来ない行為を出来てしまった、やってしまった、続けている。 それについて病気と命名し、 そうでない人に気をつけるようにと注意している概念だと思います。 これらの治療には、自分が可笑しいと理解することが第一とされています。 常に定常的に怒りが身についており、これを向ける相手が、 無関係の人である事に気がつくところからです。 どんな人も、そういった傾向が少なからずありますから、 これらが固定化し、慢性化しないように、 感謝の気持ちを他人に向けることで、こころの予防をしておくのがよいですね。 以上、ご参考になれば。
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- obrigadissimo
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中にはNPDっぽい人がいるかも しれませんが……100%近くが そうであるとは思えませんね。
お礼
100%近くは、流石に僕も表現が大き過ぎると思います。 回答ありがとうございました。
- 05051036
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>引きこもるよりも目立ちたがり屋で自慢が多い、自分を高く見せようとしている傾向が強くて ↓ でも能力の問題からそれができない場合、失敗を人一倍恐れることになります。 そうなると心が折れて社会に出られなくなる。 >世間体を必要以上に気にしたりする ↓ 仕事で失敗して恥をかきたくないから社会に出られない。 という展開が考えられます。 さてはて、著者はどのような資料を元にしてるのかが疑問ですが。 この手の障害は実際に接してる身近な人間の主観では甘えにしか見えないだろうし、本人がそう主張してるなら引きこもる言い訳の可能性は否定出来ないでしょうし。 本当に障害によるものなのか、障害のせいにしているのか、健常なのか、この線引をどのようにしてるのかはっきりさせた上でのデータでないと信用はできないと思います。
お礼
>引きこもるよりも目立ちたがり屋で自慢が多い、自分を高く見せようとしている傾向が強くて でも能力の問題からそれができない場合、失敗を人一倍恐れることになります。 そうなると心が折れて社会に出られなくなる。 >世間体を必要以上に気にしたりする 仕事で失敗して恥をかきたくないから社会に出られない。 という展開が考えられます。 なるほど、そう言われたら十分障害ですね。 回答ありがとうございました。
僕は統合失調症と医師から診断を受けましたが引きこもりではありません。仕事もしています。 ついでに言いますと統合失調症は人格崩壊があるとするのも極一部のことです。 『パーソナリティ障害(人格障害)のことよくがわかる本』 この書籍は2006年9月発行。 で、あるならば、それ以前の考えに基づいた書籍となります。 概要:この本では、最近とくに多い「境界性パーソナリティ障害」と「自己愛性パーソナリティ障害」を中心に、治療の進め方、家族の接し方、対応法を紹介しています。 自己愛性パーソナリティ障害を「自分可愛い障害」とするなら当てはまっているかもしれませんね。 しかしそれは自己愛性パーソナリティ障害に限ったことではありません。 寄生虫気質の人全てに言えることです。 「家族の接し方」を紹介した本であることからそのような拡大解釈を記述したのではないかと思います。 甘やかす人も悪いといった見解ではないでしょうか。 僕は性悪説を支持しています。 人は生まれながらにして弱い生き物だとする考え方であり、弱いのは当然であってそこに善悪はありません。 そうであっても、何の役割も持たないペットに変えてしまってはいけないとも思います。 せめて家族の為に食事を作るなどの役割は担ってほしいと願います。
お礼
そうですね「自分可愛い障害」なら、大多数の引きこもりが当てはまるかもしれませんね。 >せめて家族の為に食事を作るなどの役割は担ってほしいと願います。 そうですね。 せめて家事手伝い位の役割をすれば、その後の人生に生きてくる所も多いと思いますし「家事手伝い」と言う肩書きも付きますから、それくらいはやるべきですね。 回答ありがとうございました。
- bird239
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なんらかのパーソナリティ障害を患っていますでしょうが、 自己愛性には限らないと思いますね。 その方に聞けば納得できるようなできないような答えが得られるんしょうけど。 低い自尊心や人間構築が上手くいかないなどが 原因かと思いますが、 適応障害とも言えますしね。
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
「自己の不利益になると知っていて、恥を書きたくないため、引き篭もる」は、その時点で既に障害なんですね。 プライドを折れずに、心からの反省、相手への共感、思いやり、心配が伴わないって人、最近特に多いと思います。 そうした人達も、大なり小なりNPDの特性を持ってるんですかね。 詳しい解説ありがとうございました。