欧米のキス

質問

「ローマの休日」を改めて見ました。その中でオードリーはベスパで暴走し、絵かきや八百屋なんかをけちらかしたせいでみんなから叱られるのですが、ペックが「新婚旅行なんだ」というととたんに祝福ムードになり、みんなが握手したりハグしたりするのですが、その中のハゲの太ったオヤジはオードリーの唇に約2秒ほどのキスをします。
そのあと、ペックとオードリーが、川に落っこちて、二人は不意にキスして、我に帰り「なんてことをしてしまったんだ」みたいな展開になるのですが、その前に知らんおっさんとキスしたときは当たり前のようにやりすごしてたので「今更なんじゃそら！」とつい思ってしまいます。「欧米はキス文化」と言葉上は知っていても、いまいちわかりにくいと思ってしまいます。まあ、普通は女性のお尻を触ったら大変ですが、フィギュアスケートのペアではお尻を持ち上げるのを誰も問題視しない、のと、同じでしょうかね？。いまさらですが欧米のキスについて適切な解説があればお願いします。

回答No.2

ucok

お礼を拝見しました。ん？ ハゲおやじの気持ちを知りたかったのですか？

そうですねえ、日本に喩えるなら、下町の陽気なおじさんが、見ず知らずのお嬢さんをギュッと抱きしめるような感じでしょうか。普通ならセクハラだけれど、さらっとやってのけちゃう、いやらしくないおっさんもいる、とそんな感じです。

日本で見ず知らずの人が、恋をしたわけでもないのにキスしたら、さすがに大ごとですよね。ちなみに、私は日本人女性ですが、ドイツでお祭り帰りのほろ酔いおじさんにキスされたことがあります。帽子にお花を挿したおじさんたちが向こうから歩いてきて、二十歳そこそこの外国人であった私を見つけて、楽しくなっちゃったみたいです(笑)。私も楽しかったです！

お礼

とても分かり易い回答ありがとうございます。「文化が違う」とみな一言で片付けますが、回答者さんしかりで、「楽しかった」わけです。実際は。つまり、おなじ人間ですから本能にまつわる感性は大差ないはずです。たがら理解可能というのが、前提と考えます。
欧米のひとが性にオープンというのは違うと思います。日本人と同じように躊躇して悩みます。映画見ててもそうですよね。となると、違うのは外堀、内堀の違いと言いますか、日本人は大分外堀から警戒を始めるが、欧米は内堀守護主義といいますか、キスやハグや自宅にゲストとして異性でも宿泊させる文化があったり、女性の服の着方でバストの形を見せる事に抵抗がなかったりしますのよね。日本人は性行為が極端に少ないというデータも、こうした外堀死守主義のせいではないかと思ってしまいます。

回答No.1

ucok

質問者さんは恋愛経験が乏しいのかしら。

例えば、日本の商店街で、あなたが騒動を起こして怒られて、居合わせたイケメンさんか美人さんが、「新婚だからカンベンしてよ」と言ったとします。とたんに八百屋のおっちゃんか、買い物中のおばちゃんが、あなたの手を握り、通りすがりのオッサン外国人観光客が、あなたにキスをする。

一件落着したと思いきや、足をすべらせて転びそうになったあなた。それを、さっきのイケメンだか美女だかがグッと支えた拍子に、唇を重ねる格好に。

まあ、何も感じない人は感じないかもしれませんが、オヤジのキスまでは浮かれたドタバタ騒ぎだったアン王女なわけですが、そんなドタバタがあったからこそ、王女はジョーのことを、なんとなく頼もしくてステキな人だと思い始めた。そこへ来て、川事件。しかも相手は文字通り、水も滴るいい男。

この前者のキスと、後者のキスを、わざわざ対比させているところに、この名作の名作たるゆえんがあるわけです。それに王女だって、王女ですから、祝福といえども、見ず知らずのオヤジに２秒間もキスをさせるなんて、普段ならあり得ないわけです。しかし、そこはヨーロッパのなかでもとりわけ陽気で触れ合い大好きなイタリアン。そういうことを全部ひっくるめてのローマの休日なのです。

べつに、欧米だからキスが当たり前なわけではなく、むしろ、気軽なキスがそうそう当たり前ではないうら若き王女にとっての、さまざまなカルチャーショックが、愉快でもあり、切なくもあるわけです。

お礼

ありがとうございます。なあるほど、アノおっさんは唯のドタバタエピソードではなく立派な「伏線」だったわけですか。映画としては完全に了解です。
というか、あのおっさんのエピソードがなくてもペックとのキスのトキメキは普通に感じると思うのですが（恋愛経験が少なくても！^_^）、それより、今回の質問のポイントは陽気とはいえ、イタリアンが女性の唇にキスをする感覚のことです。陽気で済ませられるもんかのかと。その感じはどう説明できるのかと。