こんにちは
昔話になりますが、タイでは30年程前からサイ・(トゥン・)プラスティックと言って存在していました。現在でもそうですが、タイでは外食が主流で、自宅にキッチンが無いもしくは利用しない家庭も多いと言われています。外食もレストランではなく、多くは屋台のようなものが多く、それも1台だけでなく、複数台が集合している屋台も多く見られます。朝食は少ないようですが、昼食時もどこから現れたと思うほどの人数が集まってきます。夕食時も同じです。そのような時に持ち帰りにする客が見られます。現在では、ご飯や汁気のないものは、発泡スチロール容器ですが、汁気のあるようなものはポリ袋に入れて輪ゴムで口を縛ります。つまり、持ち帰り用の容器として利用しています。
30年程前(正確にはそれ以前なのかもしれませんが)も同じようなものでしたが、現在と同じように外食が盛んで、そこにビニール袋が安価に入ってき、屋台にもぶら下がるようになってきました。そうすると、持ち帰りがあると、屋台にあるビニール袋にご飯、汁気のあるもの・ないものを別々に入れて、口を輪ゴムで縛り、客に渡していました。飲物も、クラッシュした氷をビニール袋に入れて、そこにジュース類を入れて、ストローを差して、口を輪ゴムで留めて出していました。中にはレジ袋のようなものを使っているところもありました。つまり、飲食物のテイクアウト用の容器として、ビニール袋を使っていました。
このようなビニール袋やレジ袋の使い方を、甲子園のカチ割氷から来ているといった日本人もいますが、飲み物だけでなく、食品にも用いていますし、私が見たところ、安価でしたから、自然発生的に使用されたのではないでしょうか。また、当時の飲料品は、容器がガラスビンで重かったことや、冷蔵庫の性能が悪く、冷えていなっかったこともあったと思います。
現在では、ペットボトルが出回り、冷蔵庫の性能もよくなったので、飲み物のサイ・(トゥン・)プラスティックは少なくなっているようですが。
ちなみに、バンコクの有名レストランでも持ち帰りを頼むと、今でも汁物はサイ・(トゥン・)プラスティックです。
以上は、タイでのことで、それ以外はわかりません。