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30歳、人見知り。他社で係長級を任せられることに
30歳、男性、社会人です。 人事異動で大抜擢され、4月1日より現在勤めている会社を離れて、 誰もが知っている上位の会社に派遣されることになりました。 行きたくても行けない社内の出世コース(と言われている)で、 それに自分が引っ掛かったのはありがたいと 思っているのですが、不安でいっぱいです。 いくつか理由があるのですが、 1つは、自分がかなり人見知りというか、メンタルに少し問題があるということです。 実は私は転職組で、前職のクレーム対応で軽いうつ病になり、 現在の会社に転職しました(うつ病だったことは現在の会社には秘密にしています) もともと、人見知りが強く、お酒も飲めず、上司からは「コミュニケーションをがんばれ」と ずっと言われていましたので、性格自体がサラリーマン向きじゃないです。 現在の会社は前職に比べてのんびりしていたので、多少無口(暗い)自分でも 大目に見てもらえていた経緯があります。 そんな自分がいきなり、ようやく慣れた現在の会社を離れて、まったく 別の会社へ行かされる。 さらに不安を加速させる要因として、 先日、その派遣される会社に挨拶に行ってきたのですが、 そこで命じられたのが、7人ほどの事務ユニットのリーダー(係長)をしてほしい ということでした。 非正規の方々ですが、大卒の方や自分より年齢の高い人もいて、 彼らの人間関係・仕事の統括をしてほしいとのことです。 前任の方に引き継ぎを受けたのですが、 前任者が非常にコミュニケーションに優れている方(33歳くらい)で、 プレイイングマネージャーをまさに地で行くタイプ。 自分も手を動かしながら、口ではほかの事務員とコミュニケーションを 図る。「この書類、これでいいのぉ?○○さん、確認してもらっていい?」と 大量の書類を適時チェックして、楽しそうに軽快にみんなに話しかけていました。 前任の方は私に「朝礼や終礼も当然だし、彼らと距離を作らず残業もさせないように」 とアドバイスされました。 しかし、私は係長というかリーダーとして正式に仕事をするのはこれが初めてです。 朝礼や終礼の音頭を自分で取るというのもプレッシャーですし、 彼ら7人と和気あいあいとできる自分が想像できません。 前任者は4月1日で会社を離れてしまうため、アドバイスを求めることもできません。 幸い、派遣先の会社もさすがに、いきなりは酷と思ったのか、 1か月だけ、会社の雰囲気になれるために別部署で 事務作業をする予定ですが、はたしてどうなるのか。 とはいえ、社会人のみなさんはある程度したら、 係長クラスになる時期が来て、リーダーを任されると思いますが、 どうやって対応していますでしょうか? 私の場合は、他社で頼りになる人もおらず、しかもコミュニケーションを 不得意にするタイプで…。 このような人事を恨んでもいます。 あと追加でお聞きしたいのですが、 1か月間だけ別部屋で、別の事務作業を行うのですが、 その間、1か月後に任される事務ユニットの7人の部屋に行って少しずつ、 仕事を教えてもらったほうがいいでしょうか? 顔を合わせたくらいで、誰にどのように話しかけて教わればいいか 恐怖ですが、まったく1か月間、顔を出さないというのもリーダーとして失格ですよね? 接し方から悩んでいます。 どんなことでも構いませんので、リーダー・係長等を経験された方、 アドバイス等いただけたら幸いです。 よろしくお願いいたします。
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- kapekun
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まずはご栄転おめでとうございます。 1 企業の組織とは、役割分担の仕組みです。人の観点で言うと、企業に必要な機能を細かく分け、そこに担当者を当てはめていく仕組みです。 2 ここにおいて、リーダーの機能は一般に「部下を取りまとめる(統括する)」「判断し部下に指示をする」のように述べられます。しかしこれは、「リーダーは命令者、部下はその受動者」社長から始まる指揮命令系統に即した表現に過ぎません。むしろ実務におけるリーダーの肝要は、「部下の仕事をいかに補助するか」部下への貢献にあります。 3 例えば、門外漢のあなたが病院の院長に就任した場合はどうか。必要なのは、職員の仕事を統括することでも指示を出すことでもありません。 「患者さんの立場において、より安心・確実な治療を受けるにはどうすればいいか」 「医局と薬局の立場において、より的確・安全な診療を行うにはどうすればいいか」 「事務方の立場において、病院の運営をより円滑・効率的に処理するにはどうすればいいか」 それぞれの業務と各業務の連携をサポートすることが、院長の何よりの職責になります。 つまり、医学の専門知識は不要であり、「心臓手術の権威」よりもはるかに有能な病院長、即ち病院の最高管理職になれます。なぜなら、それがリーダーの機能であるから。 現場の業務はそれぞれに任せた上で、その確実性や効率性をサポートすればいいのです。 4 したがって係長のあなたは、まず「何をすれば部下の役に立つのか」を考えることが自分の仕事と認識してください。あいさつは、「皆さんを支援することが私の役割です。遠慮なく使ってください」でいいのです。 ・ コミュニケーションとは、必要な相談を受け、必要な支援を届けることです。 ・ したがって、例えば「今のやり方にはどのようなリスクがあるか」「より効率的あるいは確実に処理できる方法はないか」個々業務を教えてもらい、その課題を共有してあげることが最初の仕事になります。 ・ 前提は、部下の話を聞き、過去の業務記録を読み、一人ひとりの業務を知ること。あなたは聞く側ですから、人見知りは問題になりません。 ・ 最悪の上司は、「一方的な指示」「全てを任せ結果だけ取りまとめ」リーダーの機能を果たせない人です。 5 優れたリーダーのポイントは「標準化」 組織とは、「最善の方法を共有する仕組み」でもあります。つまり、「AさんならできるがBさんにはできない」ではだめ。「最高の仕事を誰でもできる」難しく言うと標準化の仕組みが組織です。 ・ 誰かが問題を抱えたら、「なぜその問題が生じたのか」「どうすれば解決できるのか」みんなで課題とその解決方法を共有してください。同じく成功例も、「何が問題だったのか」「なぜうまくいったのか」その成果と現実の方法を共有してください。 ・ 「自分のセクションだけではなく、最終的には会社全体でこれを共有する」それが企業における標準化です。 ・ すなわち、例えばあなたが支店の係長であれば、「支店の1人に生じた問題を会社全体の問題と認識し、会社全体の改善につなげる」それが組織が求めるリーダーの機能です。 ・ 最悪の上司は、「何やってるんだ」課題を個人の問題に留め、「がんばれ」解決を個人の資質や努力に依存します。これでは、「課題も対策も共有できない」むしろ組織の標準化を妨げてしまいます。 ・ 根本的には、その様な人は「自分自身の課題も、自分の中に抱え込んでしまう」はず。今のあなたの悩みには、その危険があるようにも思えます。 ・ あなたは大抜擢されたのです。むしろ、「今までの自分の仕事は、標準としてのモデルになり得る」それが大抜擢の理由かもしれないと認識し、部下の今までの仕事と相互に比較し合う心掛けを持ってください。 ・ 朝礼は、その観点での課題と成果の共有の場。単なる訓話に終わるなら、無理に話す必要はありません。まずは、「今の仕事について、困っていること、改善を提案たいこと、解決できたこと」一人ずつ話してもらうのもOK。それぞれについて他のメンバーから意見を述べてもらえば、「互いに支援を共有する」あなたの姿勢が理解され、同時にあなたもみんなの今がわかるはずです。あなたは話す側でなく、聞く側に自分を置いて。 6 例えば部下が人間関係の問題を抱えた時も同じ。「処理する」ではなく「解決の役に立つ」。あなた自身が困ったときも同じ。「自分で苦心する」ではなく「誰かに支援を求める」。それが組織です。 おお、あと数時間で係長。「皆さんの仕事に、8%のサービスを」あいさつはそれで行きましょうか? 改めてご栄転を祝しつつ。