人間ドックは基本的には、治療行為ではありません。
単なる健康診断で、治療を要する病気があるかどうかなど、総合的な健康状態を諸種の検査によって判定するだけ、つまり、治療行為とは無関係に検査だけが行われます。
ドックが行われているのは、相当に高度で広範な検査設備を持った大病院に限られています。
治療行為で無いため、健康保険の適用外です。
経過観察は治療行為となりますから健康保険が適用され、個人的負担が軽減されます。ドックを受けた大病院が地理的事情などで通院に不便であれば、ご自分の掛かり付け医等ご希望の医療機関に、紹介状を書いて貰うことが出来ます。紹介状には、診断結果の概要→疑わしい病名や検査のデータ、必要な場合は検査画像のコピー等が添付されます。
ドックを受けた病院以外では治療行為が受けられない特殊な病気であれば、その病院での治療はやむを得ないとして、一般の成人病などでは、多くの病・医院で治療も簡単な検査も行えますから、治療は別の機関でOKと言うのがドックの基本スタイルです。今日の医療制度も、その事を前提としています。
紹介状なしに他の医院等の外来を訪れても、検査のやり直しに成り、詳しいデータが無ければ治療方針も立てられません。
そうした意味で、紹介状は是非貰って下さい。今後診察して戴く医師が主治医となりますが、主治医未定の場合でも、ご希望の病医院宛の形で紹介状が貰えます。
なお、生活習慣病での経過観察は、少なくとも年一度程度の診察と検査が必要です。
まだ若いからこそ、頻繁な診療が欠かせません。癌などは、若い人ほど早く進行します。若いからこそ常に健康に気を配り、取り返しの付かない事態を避けるべきです。
メタボ傾向の人ほど、脳卒中の危険も高く、事実、40代初頭に帰らぬ人となる事例も少なくありません。
呉々もお大事に。
お礼
ご回答ありがとうございます。 実は父が心筋梗塞で倒れた経験があるので、「生活習慣には気を付けよう」と 思っていた所でのこの結果でしたので、やはり不安があります。 財布と相談しながら、なるべく短い間隔で人間ドックを受けるように心がけたいと 思います。 詳しく教えていただきありがとうございます。