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自分でフィルムを現像する方法
35mmのフィルムで撮った写真を自分で現像・プリントしたいと考えているのですが、薬品や機材はいくらぐらいするのでしょうか。また、暗室を作るのにはどうしたらよいのでしょうか、教えてください。
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最低限必要なのは、 1.フィルム現像 フィルムピッカー:パトローネ(フィルムのケース部)に入ってしまったフィルムを取り出す道具 1300円程度 現像タンク:フィルムを現像するときに使うタンクで通常は丸型、中でフィルム同士が引っ付かないようにするための方法によって 中身が違う。はじめはフィルム式が楽だが片溝式が慣れると楽かも。3000から4000円 各種薬品:現像液、停止液、定着液が必要。いろいろ在りますが、まあ1袋数百円程度です。現像液の交換頻度が一番高い。 いざとなれば停止液は要りません。 保存タンク:薬品を保存するためのタンクです。専用のものがよさそうです。これも数百円程度、停止液は使い捨てなので、フィルム用に2つ在ればよいです。 計量カップ:得に専用のものでなくても、料理用などで十分です。ただし2Lまで量れるものが便利。薬品は粉末や濃縮状態のもの が多いので、これで薄めます。これは1000円しないとです。 温度計:上記の薬品はお湯で溶かすことが多い上に、薬品の温度で現像などの時間が異なるため必須です。 100度まで計れるものであればなんでもいいです。 漏斗:これも何でもいいです。薬品をタンクに戻すときに使うだけ。いざとなればなくてもよいです。 ダークバック:これも暗室があれば不要です。明るいところで作業するためのもので、首の穴がない長袖シャツみたいなものです。 フィルムであればこれぐらいあればよいかと。 プリント 印画紙:これは必須です。必要に応じて購入してください。数千円単位ですが全紙サイズになると結構高いです。 表面にコーティングのないバライタ紙、コーティングありのRC紙があります。通常はRC紙でよいかと。 バット:薬品を入れてこれに印画紙を漬けます。現像、停止、定着、水洗の4つがあるといいです。 引き伸ばし機:スライド映写機のように。フィルムの画像を印画紙に焼き付けるものです。値段はばらばらで安くても3万円程度 はします。レンズとタイマーは別売りなのでさらに各1万円はプラスになります。 引き伸ばせるサイズとカラーへの対応で値段が異なります。高いものは数十万円しますね。 イーゼルマスク印画紙を綺麗に平面に固定するためのものです。相場は3000円前後でしょう ピンセット:薬品に触れずにやるにはこれが必要。竹のものとプラスチックのものが在ります。数百円程度ですね。薬品が混ざら ないように薬品ごとに用意してやるのが普通です。 各種薬品&ポリビン:フィルムとは薬品が違うので、プリント用に用意してやる必要があります。値段は大体同じです。停止液は同じです。 フォーカスルーペ:熟達した人には不要ですが、普通は必要です。引き伸ばしの際、ピントがちゃんと合っているか確認するため のものです。安いやつで十分なので2千円程度です。 セーフライト:テレビとかのシーンに出てくる赤いやつです。モノクロの印画紙は赤色に反応しないので、これを使って作業します。 ないと暗くて難しいです。フィルムはしっかり赤色にも反応するのでフィルム現像のとき使うとフィルムが死にます。3000円程度です。 まあ、おそらくこのぐらいだと思います。 ただ、ここで述べているのはすべて「白黒フィルム」の現像とプリントの話です。 カラーは、それぞれの値段が高い上に、温度管理などが厳密なので非常に難しいです。素直にお店に出しましょう。 暗室ですが、一番よいのは風呂場ですね。光を遮断しやすい上に現像時に大量に必要な水が確保しやすいですから。 水洗のみ外でやるのであれば押入れでもいけます。 必要なのは、光を遮断すること、水があること、電気が使えることです。 ただし、現像液とかのにおいはかなりきついので、密閉すると危ないです。
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- unos1201
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私も白黒なら自宅で現像します。詳しい値段が書かれていましたので、暗室の工夫を追加します。 トイレを暗室に改造する人が多いみたいです。問題はドアの隙間です。真っ暗なようでもスリット状の光が漏れ、現像時や操作時に悪影響しますので、隙間を遮光するように板や隙間風防護用のスポンジを利用します。 あと、換気扇は全開にしないと喉や目、鼻が冒されます。通常はフィルムケースからフィルムを取り出して現像用のロールに巻きつけ、現像液の中に漬けたらドアを開けてゆっくりかき混ぜながら時間を計ります。 停止液は酢酸でもいいのですが、現像液から定着液に移す前に数秒でもしっかり使うと定着液が長持ちします。この作業も暗室で暗い状態で予備の現像用の容器を利用すると定着中もドアを開放できます。水洗も十分な水で行なうと、フィルムの保存性があがります。 焼き付けは器具が大型ですので、しっかりとした4つ足の台を置き、1枚ずつ遮光をした状態で規定の時間だけ感光させるのですが、初心者は月光とかを利用し、時間を出来をテストし、初めから大判は使わないほうがいいでしょう。200枚も経験すると、きれいに焼けます。 カラーは調整が難しいので、トイレでは無理なので、2重ドアにして専用の暗室を作った方がいいでしょう。もっとも、地域によっては、レンタルの暗室がありますので、そちらを利用して経験を積んでから機材を揃えれば無駄が少ないと思います。 私は、家を新築にする時に暗室を作り、窓無しの空間で2重ドアにしたら、建築確認申請のときにも、検査のときにも別の用途に利用しない誓約書を書かされました。使う機材も確認書に書き、火事のとき非難できないので、厳重に注意されました。カラーは大掛かりな割に大変なので、スキャナーでフィルムから取り込み、プリンターで印刷するか、プロに現像を頼む方が出来がいいでしょう。 色調整は確かに楽しいのですが、撮影したフィルムのピントやカメラの性能によるので、カラーで利用なら、大型のカメラを利用した方が綺麗に撮れます。こだわれば、装置だけでも数百万円かけれる世界ですので、長く続けるなら、レンタル現像室を利用してから設計しましょう。 あと、現像液や定着液は産業廃棄物扱いで、廃酸、廃アルカリ扱いで、銀も含むので処理は専門の業者に頼むことになります。費用はそれほどではないですが、毎年、産業廃棄物の取り扱い状態の申請をしないと、下水から検出されたとき、大変なことになります。個人でも銀の排出は制限される可能性があるので、自治体の規定を調べましょう。 薬代よりは、処理代の方が値段的には高くつく可能性はありますので、くれぐれも下水への廃棄は慎重にしましょう。少量なら容認ですが、多量は検出されますので、自宅の下水を定期的にチェックされないように注意しましょう。私は保健所が検査に来ましたが、検査で問題なく、処理もしっかりしていたので、大丈夫でした。年々ウルサクなっていますので、現像、定着も少量なら業者に任せた方が安いと思います。
お礼
ご丁寧な解説ありがとうございます。 処分については、まったく考えてもみませんでした。慎重にしたほうがよさそうですね。 暗室もはじめはレンタルを探してみたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 「自分で現像できたら楽しいだろうな」という簡単な気持ちで、自前の現像に興味を持ち始めたのですがお話を聞くと大変そうですね。 気合をいれてやりたいと思います!