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歴史的事実と解釈と戦後レジーム
- 戦後レジームからの脱却を最大の使命とする安倍総理の考え方
- 中国や韓国の外交姿勢の変化と日本の戦後レジームからの脱却
- 戦後レジームからの脱却にはW2の総括や正当性の明らかさが必要
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前段の質問者自身のお考えには触れないで。 >現在の国際的なパワーバランスの中で、安倍総理の戦後レジームからの脱却は、今押し進めるべきでしょうか?それとも、まだ、時期早尚と考えますか? 推し進める時期に来ているでしょうね。理由は世界の地政学的状況の変化です。アメリカの覇権が弱まり、中国の存在が肥大化し、日米同盟が不確かになりつつあることです。戦後の国家運営は東西冷戦の中、超大国アメリカの庇護を前提にしてきましたが、もはやその前提は崩れつつあります。戦後レジームの脱却といっても、アメリカに反発するとか、東京裁判否定などという次元の問題ではありません。日本が客観的で冷静な考え方を持って、独自に国家戦略を考えると言うことです。そのために他力本願であった戦後の一国平和主義から脱却すると言うことです。今のような内向きの姿勢ではそれは出来ません。集団的自衛権などという本質的でない問題で堂々巡りしているのは、まさに自閉症国家です。とても独立国家とは言えません。自閉症から脱して真の独立国家になる。それが戦後レジームからの脱却です。 >歴史に対する正しい評価というものが、現代において共通認識されているのか? 歴史の正しい評価とか、共通認識なんて絵空事です。そんなことは古今東西あった例しがありません。考えるだけ無駄です。どこの国にもそれぞれ違った評価や認識があります。それらが一致したことなどいまだかって一度もありません。考えるだけ無駄です。マスターベーションです。例えば日中韓で歴史認識の共有などといいますが、あり得ない話、時間の無駄です。
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- dragon-man
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>歴史の評価は、後世の人間に任せるとしても、現代人は前の歴史をあくまで主観的にしか捉らえられないという事でしょうか 歴史認識にはどうしても主観が入ります。事実を羅列するだけの歴史でも、自分に都合の悪い事実は伏せるか曖昧にしてしまうでしょう。同じ国民同士でも無理なのに、国家観ではあり得ません。 古来歴史の書き方には二通りあります。一つはギリシャのヘロドトスが書いた「歴史(ヒストリアイ)」、もう一つは司馬遷が紀元前一世紀に書いた「史記」です。ヒストリアには調査研究という意味があり、出来るだけ物事を客観的に書く姿勢です。今の日本や欧米諸国の歴史はヘロドトス流です。方や史記は古代中国皇帝の正当性を中心に書かれています。すべて主観で、客観性は排除されます。今の中国、韓国の歴史はこれに準じた書き方です。権力の正当性を示すものですから、自国は善で他国は悪です。ヘロドトス流にしても自国に都合の悪いことは書きません。都合のよいことだけ書きます。ですから各国の歴史教科書の記述はすべて異なっています。自国に都合の悪いことを書く今の日本教科書は世界でも珍しい例です。これも多分に左翼勢力の主観です。物事の善し悪しの判断はすべて主観です。歴史に共通認識が存在すると考えるのは、間違いのもとで、、何も生みません。違うと言うことを前提に行動しないと禍がおきます。今の日中韓の不和がそれです。第一次大戦も第二次大戦もそれが原因で起きました。
お礼
仕事の関係で、お礼が遅くなり大変失礼致しました。 お詫び申し上げます。 ご回答ありがとうございました。 同じ価値観を持たないと、認識を共有出来ないという事なのですね。 歴史的事実の隠蔽などは、その隠蔽を指摘しあえば客観性を保てるとも思われますけど、それさえ認めないという事でしょうねぇ。 また、歴史事実を認め合っても、解釈が違うという事ですね。 学術的な場で、利害関係のない第三者の立場の人達で判断してはどうでしょうか? しかし、政治的には認められない以上、不毛な作業になるのでしょうかねぇ。 そして、結局軍事力、経済力、外交力による力の政治に勝利するしかないようですね。 孫の世代の日本人は、水、食糧、エネルギー資源の争奪戦の矢面に立たされるだろうと、私はかなり危機感を持って心配しております。 >物事の善し悪しの判断はすべて主観です。 それが、現実的な真理であれば、TPP会合や原発再稼動安全調査に対し、非常に不安を覚えます。 こたびの大雪により、広範囲の被害や機能麻痺を見て、ここで直下型地震が発生したら、どれほどの被害者が出たのか?と思うと、背筋が寒くなります。 どのくらいの政治家が、それを危惧していたでしょうかねぇ? 放置車両に対する法整備など、やっと重い腰を上げたようですが、国家的危険予知をもっと推進して頂きたいものです。 重ねて、ご回答ありがとうございました!
お礼
ご回答ありがとうございました! とても参考になりました。 自国の歴史を知る事は、日本という国のアイデンティティーを考える上で、根幹をなすものと私は考えていましたが、所詮マスターベーションに過ぎないのでしょうか? 歴史の評価は、後世の人間に任せるとしても、現代人は前の歴史をあくまで主観的にしか捉らえられないという事でしょうかねぇ?