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WAISIII、心理検査受けて何か変わりましたか?
よくこの心理検査は補助的なものだ、参考程度だという人がいますが、 なければ何の参考にも出来ないわけですよね? この検査によりアスペルガー症候群、注意欠陥障害などが分かりますし、 何か変わりましたか?教えてください。 個人的には苦手なものが発見出来たり、生きやすくなるのかなと思います。 私は今結果待ちです。 宜しくお願いします。
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心理士です。 WAIS-IIIや、WISC-III(現在は、WISC-IVが最新版です)と、発達障害のご質問に回答する中で、質問者様がおっしゃるように、「心理検査は補助的なもの、参考程度」といつも申し上げていますが、それは、「発達障害についての医学的診断をつける上では、知能検査の結果は参考資料として位置づけられる」という意味です。 なぜそう申し上げるかといいますと、DSM-IV-TR(これも、DSM-5に改訂されていますが、日本語版はまだ出版されていません)によって、発達障害の診断をつけることが多いのですが、その診断基準には「知能検査の結果で○○となっていること」といった基準が含まれていないからです。 以上のことが、まずは大前提になりますので、ご理解ください。 もちろん、心理学的研究においては、たとえば、アスペルガー症候群によくみられるWISC-IVのプロフィールの特徴とか、ADHDと診断された子どもでは、○○という群指数が低い特徴が共通するということが知られています。 これらは、「アスペルガーでは、○○という特徴が見られることが多い(あるいは、アスペルガーの人達の知能検査の結果を集めて、平均的な特徴を見ると、○○となる」ということを意味しており、逆の「○○という特徴があると、それはアスペルガー症候群にしか見られない特徴である」ということではありません。 したがって、質問者様が、書いていらっしゃるような「この検査によりアスペルガー症候群、注意欠陥障害などが分かります」ということは、残念ながらありません。 知能検査の結果は、以上のような意味で、発達障害の診断においては、補助的な位置づけであるということになります。 ただし、知能検査によって、それぞれの方達の知能や、認知能力の特徴が分かりますと、「苦手なものが発見出来たり、生きやすくなる」ことになります。 アスペルガー、ADHDなどの発達障害には、それぞれ共通した特徴がある一方で、それぞれの個人に固有な個性、個人差もあります。 知能検査は、知的能力や、認知能力の発達の程度、個人差(とくに、ここの人の得手・不得手(個人内差といいます))を把握でき、そこに現れた特徴と、たとえば学業成績の得手・不得手、日常生活や、仕事の上での得意なこと、または、逆に困っていること賀どういう認知的な特徴から来ているかを理解できることにつながります。 知能検査の結果と、こうしたいろいろな意味での個人差の特徴とが関連づけられますと、認知能力の面から、どのように対応したらよいかの方針を立てられます。 しかし、その方針を立てる際には、苦手なところを努力や訓練によって克服使用とするアプローチ(短所改善型アプローチ)よりも、それぞれの方が得意であるとか、長所であるという面を活用して、新しい知識を得たり、スキルを獲得するという「長所活用型アプローチ」をお考えになることをお勧めします。 というのは、努力、訓練で改善を図るアプローチは、効果が上がりにくいため、意欲や自信の喪失につながりがちですが、長所活用型アプローチは、長所を活かすため(長所を伸ばすとは、異なります)、効果も上がりやすく、意欲・自信にもつながります。 長所がうまく活かせない時には、短所を使わないで済むやり方(短所回避型アプローチ)をお考えください。 質問者様も、結果をお聞きになる時には、ご自身が困っていらっしゃることと検査の結果がどう関連しているか、また、これからの生活、学業、仕事の上で新しく身につけたいことがおありならば、長所をどのように活かしていったらよいか、ということも是非説明していただかれることをお勧めします。
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- Zilant
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う~む、正直に書いていいものかどうか迷ったんですが……。 分かったから生きやすくなるというものでもありません。 人によって、置かれている状況が違うわけですから、そんなに簡単じゃないんですね。 個人的には「思い知らされた」という感想しかありません。 状況を変えられないので自分が対応せざるを得ず、結局、迷惑がられて凹むだけです。 まあ、それ以前と変わることはなく、我慢するのみです。
お礼
そうでしたか、ただ受けたくても受けれない人、教えてももらえない不法行為か、グレー行為かなという立場の患者さん沢山いますよね!! 私はこれを受けるまでが難しかったので、受けることはラッキーだし簡単だと思います。 自分が対応せざる得ないと書いてありますが、対応することで解決したり変わっていくのでいいことです。 。 私の場合は対応せざる得ないことすら検査もなかったので、分からず出来なくて、無駄な苦労をして今も何年も影響しています。 結果次第で苦手を減らして頑張ってみます。
お礼
もしかしたら前にも回答もらった人かもしれません。 診断基準に入ってないのは知りませんでした、日本は遅れてるので4も出ないですね。 3が出版されたのは2006年でした。 >「この検査によりアスペルガー症候群、注意欠陥障害などが分かります」ということは、残念ながらありません。 とありましたが、→のようにWAISでアスペや注意欠陥診断の人、発育状態や悩みを踏まえてもありますが、沢山いるようです。http://oshiete.goo.ne.jp/qa/8417915.html どう対応したらいいか、検査も教えなかったり、詳細を教えない病院もあるので、いい医者がいるのかと思います。。心理士にも長所を伸ばすように聞いて頑張ってみます。特に積み木や絵画完成がやったところ苦手だったので、カバーして普通の暮らしが目標です。