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時計の裏蓋の種類とは?メリットやデメリットも解説
- 時計の裏蓋には「はめ込み式」、「ビス止め式」、「スクリューバック式」、「裏蓋無しのワンピース構造」があります。防水機能の高い時計にはスクリューバックやワンピース構造が多く見られます。安価な時計にははめ込み式が多いですが、高級ブランドの時計はほとんどがはめ込み式以外の裏蓋を使用しています。裏蓋の種類によってメリットやデメリットもありますので解説します。
- 一般的にはめ込み式は取り外しが簡単で修理が容易ですが、防水性や耐久性には劣る傾向があります。ビス止め式は取り外しに専用の工具が必要ですが、密閉性や耐久性に優れています。スクリューバック式は専用のねじを締めることで裏蓋を密閉するため、防水性に優れています。一方、ワンピース構造は裏蓋が一体化しているため、完全な防水性を持ちますが、修理が困難な場合があります。
- 裏蓋の種類によって時計の価格や機能、デザインにも差があります。安価な時計にははめ込み式が多く使われますが、高級時計ではスクリューバックやワンピース構造が一般的です。どの種類を選ぶかは、使用目的や好みによって異なります。防水性が重要な場合はスクリューバックやワンピース構造がおすすめですが、修理やメンテナンスのしやすさを重視する場合ははめ込み式やビス止め式が適しています。
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NO.1,2です。 世俗一般の本当のワンピースは、『金属の塊をくり抜く』です。スクリューバック付?大昔から現代まで全く区分は変わらないはず。(但し、二度と分解できないスクリューバックの意味なら分かります。それは分解不能なくらいの締結トルクで裏蓋を締め上げる…でも、普通この手も本当のワンピースとは言わないし一部のいわれ程度で聴いたこともないです。拙い素人の経験なのですが…本来の時計分野のワンピースの意味を悦脱してますね。 まあ、多分、アンティークのSEIKOのキングセイコー(56KS)をさしているのかな?裏蓋が二度と開かないように裏蓋のスクリューバックを強固に締め上げたモデルでしょうね。でもあれ防水時計ではあるが耐圧関係のダイバーではないですし…本来の防水時計とはちょっと意味合いが違うと思います。また分割構造なのは製作の容易性もあります(一体って実際加工は大変。特に深さの管理が難しくなるはず。 確かに裏蓋が開かない、文字盤側から分解組み立てするのはワンピースとも言えますが…。 でも時計業界で本来のワンピースは裏蓋の全く無い一体モノものですよね~。特に防水機能を優位にするならば。前回ご紹介のモデルは全部金属くり抜きの本当のワンピースです。私が挙げたIWCもSEIKOダイバー他も本当のステンレス材くり抜きのケース例です。他には昔のキングセイコー(52KSクロノメーターだったかな)ですか。海外他社も基本理念は一緒と思います。ランドマスタもチタンですがくり抜きです。 ちなみに、主観ですが…なんでカルティエの角がボルト止めにしてるか?機械は近年のモデルは猶更丸型もありますけど…理由は簡単で、前回の形状的な問題と、スクリューバックによって不用意に厚くなってしまう事です。スナップバックでは防水の効果が出にくい。特に角型のスナップバックは防水が難しいです。 確かに円形の裏蓋のスナップバックは円形の切削で公差を決めて本体と裏蓋を組み合わせる設計です。あたりが悪いと手修正で調整もありますね。角型も当然公差によっては手作業の習性もあるでしょうか? でも、ビス止めも甘い精度ではないです(私が前回答で裏蓋の空穴開けてなんて表現したのが悪いのですが…反省) 空穴開けるにしても、ケース側のボルト位置、裏蓋の空穴のサイズがきちんと精度を持っていなければ容易に本来の取り付け位置には出来ないし、防水性能も満足しません。 機械工作的に主観と経験ですが、円筒円形の加工は比較的精度を出しやすいです。それは回転して均一に指定公差で切削できるから。時計のケースが特有でも、治具でセンター出しして加工できる治具で実際行っていると思います(と言うかそれしかできないはず)。 しかし、ボルト止めの場合、平面に指定位置の穴をあけていきます。この穴の位置の精度を保持するのが大変ですし公差の設定も実はシビアです。工作機械の精度だけでなく、穴をあけるドリルの精度もあります。ボルト本数が増えるほど、全体とのマッチングもあります。 平面の縦横方向(XY軸)とボルト加工深さ(Z方向)の寸法設定で一般に精密3次元NC加工をしますが、この公差の設定やプログラミングはとてもシビアです。一つのケースに基準点から多数のボルト穴をあける。同様に裏蓋のマッチングを考慮した公差で裏蓋も開ける。そしてケーシングでの不用意なずれが無いような最終組み立て状態の確立。手直しも大変です。さらに最悪はそのパーツがダメなら歩留りの悪さも出ます。 ルクルトやΩ、オーディマ等も裏蓋スケルトンでボルト止めありますが、あの小さく細いボルトの公差って…防水機能だけでなく取り付け精度や位相含め大変な管理です。ビス止めがコストかからない…? 私自身機械加工耕作関係も多少関わっていて、製品分野が違うのでいっしょくたには出来ないのですが、公的一般論かな?と理解して来たので…。 単純なコストだけでなく適材適所・用途に応じた選定が、工業製品の設計選択の基本と存じます。そしてノウハウや金かかっているんですよね。ある種要の重要部分ですから。 拙い主観と見識と共にご説明しました。宜しければ語学のために他のご回答者様の具体例を含めたご意見があるとよりご質問の解答に繋がると思います。 再度の長文・愚答…失礼しました m(__)m
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- yuyuyunn
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こんばんは 金額的なものでいうと ビス止め式 はめ込み式 スクリューバック式 裏蓋無しのワンピース構造 上から安い物順 この金額になりますが 裏蓋無しのワンピース構造については一部スクリューバックが付く場合と 機械時計に限る、ことが多いので同じラインには並べられないですね もちろん裏蓋構造だけで時計の良しあし 値段の違いは比べられないので 大体の金額順に並べてみました ちなみに はめ込み式 ステンレス製、プラスチック製の場合でも金額が変わります プラ製の方が安くなります
お礼
回答ありがとうございます。 詳しい解説も付けていただきありがとうございました。
- silverdog777
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1さんが言ってるとおりだと思います。
お礼
回答ありがとうございます。
NO.1です。ちょっと補足… オーディマ・ピゲのロイヤル・オークを例に出しましたが、確か、以前裏蓋がスケルトンでないモデル(古いモデル)は裏蓋が外れないワンピース構造でした。多分スケルトンは裏蓋が外れるビス止め構造と思います(金無垢の紹介で分解写真を観た際は裏蓋は分割でした) 失礼しました m(__)m
お礼
回答ありがとうございます。
toriniku3 さん。40代素人のおっさんですがよろしくお願いします。 >「はめ込み式」、「ビス止め式」、「スクリューバック式」、「裏蓋無しのワンピース構造」…優劣は… 防水機能の裕度から見れば、 『ワンピース』>『スクリューバック』>『ビス止め』>『はめ込み(スナップバック防水)』と主観で思います。 一番は、防水と共に製作・構造上の優位点でしょうか。腕側からの汗が全く入らない『ワンピース』を除くと、『スクリューバック』は大きなネジで裏蓋全面に圧力をかけケースにパッキンを均等圧力で締め付け閉止します。 『ビス止め』はビス締結部を中心に周囲に締め付けの圧力をかけ閉止しますので、裏蓋・パッキンのケースへの圧力も厳密にはボルト中間は下がりやすいです。それで、耐圧に必要なボルトサイズや本数を設計設定するはず。 『スナップバック』は時計本体と裏蓋の密着のための嵌合の隙間代(隙間嵌め)で決まります。取り付け面全面ではなく面の中の接点部分で閉止する構造です。ある程度裏蓋が外れない固着力、その中にパッキンを入れて防水する設計です。 それぞれの防水構造としても、設計時に防水機能をどこまでにするか?で、決まります。G-ショックも、スクリューバックとビス止めがあるようですが、基本は設定仕様上の防水の数値に合わせた設計で出来ると言う事で問題ないはずです。 各構造のちょっとした点ですが拙い知見と主観で思いついたところを…誤っていたらすみません。ご指摘を… >『ワンピース』 最初に見たのが50年代のIWC。普通の三針の落ち着いた時計です(竜頭にお魚マーク)。その後の例では、60年代SEIKOの300mハイビートダイバー(36000ビートの最高級ムーブメント仕様)、このレディースモデル、同社600mダイバー、オメガシーマスター600、1000等…他いろいろあると思います。近年ですと毛並み違いますが、現行でSEIKOランドマスターチタン(過去は大場モデル)もワンピースです。 裏蓋の防水が完璧で最もケースが堅牢で耐久性がありますが、特にダイバーの場合飽和潜水でヘリウムガスを利用します。ロレックスの様にエスケープバルブで内圧を調整する例もありますが、ワンピースの方が組み合わせ部分から侵入しにくい構造でもあります。ハードな使用環境条件では一番耐えられる構造でしょう。 ただ、近年は特にパッキンや気密構造や製作技術が進んでいますので少なくなっていると思います。 この構造はダイヤル側から分解組立するのですが、構造を良く知っていて専用工具や慣れていないと上手にメンテは出来ないです。メーカーか、古い時計ならばそれなりの腕と経験のショップでないと、壊したりケースベゼル等に傷つけたりするので。簡単なチェックでも他の構造よりは手間がかかりますね。 >『スクリューバック』 ごく一般的でロレックスのオイスターケースが良い例ですネ。ネジを締める事で生じる締結力で、裏蓋全体の取り付け面を均等な圧力で閉止します。腕側の汗や水・ほこりなどの防水性・気密性を上げる、かけられます。また、裏蓋側が開くので、メンテナンスや状態確認も容易です。 利便性に富んで防水機能も、ねじ込みの力の加減でしっかりできるので用意ですが、深海の飽和潜水の場合は特に前記のヘリウムガスの侵入があるので、それに耐える閉止構造か、エスケープバルブが無いと、潜水時ガスによって内圧が上がって内部から破裂します。飽和潜水は特殊な利用ですが、こうした点が特徴でしょうか。 スクリューバックの場合、時計本体、裏蓋にねじを切ります。その時の工作機械の仕様や加工方法・手順・時間、調整はその時計それぞれの個別設定なので、当然ねじを切るのはただ円形に加工するより工程・精度・時間・手間もかかります。 >『ビス止め』 古くは、1940年代のクロノグラフなどでも多く使われていました(4つビス止め等)。近代の時計で、例えばオーディマ・ピゲのロイヤルオークや、裏蓋スケルトンの時計場合が結構見かけますね。それと、角型やトノー型ケースの場合、丸に出来ない、しない時、ビス止めを利用しますね。例えばカルティエ・タンクアメリカンとか…。 これは例外で非防水ですが、カルティエ(自分の例ではアンティークでタンク、タンクノーマル等)は本体側面にケースを分割するネジがあります(裏蓋にねじは無い) スクリューバックほどではないですが、ボルトの締結トルクや本数を最適設計することで、裏蓋の閉止を行います。 ビス止めの場合、ケースを固定して、小さなドリルやタップでねじを切る、裏蓋側は空穴をあけて終わりです。加工機械も汎用ベース的でも対応できるでしょうし(ドリル等工具を変える。スクリューバックはケースに合わせて工具や機械の仕様もオリジナルになることも)加工製作コストの差が出ると思います。 メーカー思想や設計、特殊なタイプもあるでしょうが、一般的には防水の耐圧も前記2種類より低めの傾向もあるように思います。 >『はめ込み(スナップバック防水)』 これは昔も今もですね。ケースと裏蓋の嵌合の接点(面ではない)だけで裏蓋を取り付け圧着するので、防水性能もやはり低め。パッキンも組立時の手の力だけです。他の構造よりは弱いですよね。締めこむ力が弱いので圧力や環境によっては構造上、隙間から微細な水分、チリなどの侵入もしやすいでしょう。 どうしてもケース形状が角・トノー、特殊だったり、ドレス系のように恵まれた使用環境で、薄く美しい時計を求める場合は前記より構造が簡単で、そう高い防水機能を求められない時は選定されると思います。 製作も加工精度が重要ですが、スクリューバックの様にねじ切りもなく、加工時間も短いです。 尚、防水が弱いといっても、メーカーでキチンと保証する範囲であれば日常使いは全く問題ないはずです。 最後は、構造による防水耐圧の優劣のレベルはあると思いますが、それは実際の使用環境に合っていれば、それで問題ないと思います。薄いドレスウォッチに300m防水とか難しいですよね。ケースのデザインや堅牢性、耐久性もあります。使用要件や目的、嗜好性で最後は決まるのではと思います。 長文、愚答ですが、ご検討の一手になれば…失礼しました m(__)m
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 uniwankoさんには今まで何度も私の素人的な質問に答えて頂いており大変お世話になっております。 今回も何度も追加説明して頂き誠にありがとうございます。 私は機械加工等の分野は詳しくはなく時計の部品など機械的な部分の知識も浅くほんの少し広い?(知ったかぶり程度)ぐらいですのでので、uniwankoさんの詳細で専門的な回答は毎回とても参考になっております。 裏蓋の件は前回のアンティークっぽい時計の質問時にネットで色々な時計の画像を見ていてふと気になっていた部分でもありました。 個人的に偏った感覚では、はめ込み式の裏蓋が若干安っぽくも見えたりしていました(物にもよりますが)。