十年以上携わっておりませんが、獣猟犬と害獣除け犬のトレーニングに使っていましたので御参考になれば。
>その前に 私に扱えるかなぁ
世間的にも誤解が結構あるように感じるのですが、基本的には特殊なモノではなく、普通の笛と同じだと考えて頂いて結構かと存じます。
音も『人間の耳には聞こえない』というようなモノではなく、普通に人間の耳に聞こえます。
(正確にはコレを調節できるタイプがあるのですが、人間の耳に聞こえる程度に調節しないと距離が稼げません。距離が不要なら可聴範囲外に設定しても大丈夫です)
使いこなしには前段階が必用ですので、以下ちょっと整理から入らせて頂きます。
指示には、声符(人間の声)と視符(ハンドサイン)がありますよね。
声符はオールマイティかつ基本です。
視符は声を出さなくてすみますので、音をたてたくない時にも使えますし、ハンドサインというのはかなり強烈にワンコに伝わります。
で、いずれも欠点があります。
声符は声が届かないといけませんので、犬の聴力を頼りにするにも、声を張り上げる必用が出ます。
ハンドサインは犬に見えないと、当然ながら伝わりません。
犬笛はこれらの欠点を補う事が出来ます。
人間の肉声よりもずっと遠くまで届きますし、犬の姿が見えなくとも(犬の方角が正確にわからずとも)指示を伝えることが出来ます。
また肉声と比較すると、音として『鋭さ』がありますので注意も向けやすいです。
ぶっちゃけた事を言ってしまうと、ワンコには声を張り上げても相当な距離が届きます。(姿が見えれば、ほぼ大丈夫です)
よほど距離が離れたとしても指示としては普通の笛でも大丈夫ですし、指笛もかなり遠くまで届きますので同様の効果があります。
ですので、
>お値段もピンからキリまでで 購入するとなると 何が良いのか?
法的にノーリードにすることが可能(条例の係留除外)である、遠方にいる使役犬に指示を伝えられるのが犬笛の最大の利点となります。
言い換えれば、これ以外の用途ならば出せる音量については無視しても問題ありません。
実質的には『音が出ればOK』です。
大きく分けて棒状の笛と、イチョウ形の笛があります。
前者はすぐに音が出ますが、後者はちょっと癖がありますので、練習が必用になると思って頂いた方が良いです。
あとは形状と材質の好みといった選択で良いかと思います。
冒頭で書きました、可聴域が調節出来るタイプは、人間の耳に聞こえないように調節し『他人に指示パターンを読み取らせない』という効果があります。
(家庭犬ではあまり必要ないでしょうが、警護犬は重視するようです)
ここらもお好みで良いと思います。
>これあると我が家の愛犬が反応してくれるかなぁ
吹けさえすれば、得に難しいことはありません。
1)声符
2)視符
3)笛
まずは2)の視符をワンコに教えることが重要になります。
(声の指示と笛を同時にはできませんので^^;)
おおよそ1)と2)は同時進行で犬に覚えさせることが出来ます。
現在1)だけ覚えているならば、例えば『オスワリ』と同時に任意のハンドサインを繰り返せば大丈夫です。
声を出さなくともハンドサインのみで『オスワリ』をするようになります。
まずはここまでを不安の無いよう教えてあげてください。
次にハンドサインを出しながら笛です。
笛の使い方ですが、基本は(ピー)と(ピッ)の組み合わせです。
任意で結構ですので『オスワリ』の意味を作ってください。
例えば、
(ピーピッ!)=オスワリ
(ピピッ!)=マテ
こういう感じで、聞き取りやすく、かつ人間が覚えやすい(間違えない)ようにだけ注意されれば大丈夫です。
あとはハンドサインの教え方と同じです。
2)+3)で繰り返しで、ワンコに『同じ意味だ』と教えてあげてください。
視符の段階まで覚えれば、すぐに笛の指示も覚えます。(教えてからもたまにやってあげてください)
当家の三頭は家庭犬ですが、アウトドアでの緊急用に笛でのオイデだけは教えています。
カミナリで思いも寄らない行動を取りますし、夏場の花火なんかも危険があります。
是非覚えさせてあげておいてください。
ご成功をお祈りいたします^^b
お礼
dog_1_1 さん 早速回答いただき有り難うございます > 法的にノーリードにすることが可能(条例の係留除外)である、遠方にいる使役犬に指示を伝えられるのが犬笛の最大の利点となります。 どきっ! 実は 先月 一度大雪になり ワンコがとてもとてもハイテンションの朝 くらい時間帯でしたが 雪かきするときにノーリードにして家のまわりで遊ばせてしまいました。 ご近所さんが出てきて雪かきする前でしたので 思いっきり遊ばせたら 顔つきがルンルンしてるのが見て取れたので 何時も狭い犬舎で我慢させていて悪いなぁ という負い目みたいなものを感じていたのですが 条例云々・・・ 違反は違反ですよね(/_;) > 吹けさえすれば、得に難しいことはありません。 > 1)声符 > 2)視符 > 3)笛 > > まずは2)の視符をワンコに教えることが重要になります。 > (声の指示と笛を同時にはできませんので^^;) > > おおよそ1)と2)は同時進行で犬に覚えさせることが出来ます。 > 現在1)だけ覚えているならば、例えば『オスワリ』と同時に任意のハンドサインを繰り返せば大丈夫です。 > 声を出さなくともハンドサインのみで『オスワリ』をするようになります。 > まずはここまでを不安の無いよう教えてあげてください。 > > 次にハンドサインを出しながら笛です。 > 笛の使い方ですが、基本は(ピー)と(ピッ)の組み合わせです。 > 任意で結構ですので『オスワリ』の意味を作ってください。 > 例えば、 > (ピーピッ!)=オスワリ > (ピピッ!)=マテ > こういう感じで、聞き取りやすく、かつ人間が覚えやすい(間違えない)ようにだけ注意されれば大丈夫です。 > > あとはハンドサインの教え方と同じです。 > 2)+3)で繰り返しで、ワンコに『同じ意味だ』と教えてあげてください。 この指示を教えるために サインを理解できたら というか 指示をしたとおりにできたら 一度はご褒美のトリーツはあげても良いでしょうか? 月齢は 現在11ヶ月です。 > 視符の段階まで覚えれば、すぐに笛の指示も覚えます。(教えてからもたまにやってあげてください) > 当家の三頭は家庭犬ですが、アウトドアでの緊急用に笛でのオイデだけは教えています。 > カミナリで思いも寄らない行動を取りますし、夏場の花火なんかも危険があります。 > 是非覚えさせてあげておいてください。 > ご成功をお祈りいたします^^b そういえば 夏 彼にとって 初めての花火大会のときの怯えようったらひどかったです。 そんなときのためにも 訓練を重ねていれば ビビルようなことがあっても なんとかなるでしょうか? とにかく チャレンジしてみます。 回答寄せていただき 本当に有り難うございます。