布団のほこりは完全には除去できません。
打ち直し加工やわたをクリーニングする事によってある程度ほこりは除去できますが限界があります。
ふとんのほこりと一言で言っても様々です。
生活のチリが蓄積した物、布団自体から出てくる物、布団の側生地から出てくる樹脂加工やプリントや糊、ダニなど様々です。
一番ほこりを多く発生させる物は中のわたです。
自然繊維と言う物は元から湿度と脂質を持っています。
使用する事によって脂質は無くなり、布団を干す事によって湿度が必要以上になくなり脂質も蒸発してしまいます。
乾燥してカラカラになった繊維を叩くと繊維同士がこすれ細かいほこりになります。
乾燥した繊維は千切れやすく硬くなります。
何度も使用したタオルを想像していただければ結構です。
もう一つに側生地に加工されている樹脂や糊が原因という事があります。
中のわたが飛び出ないように生地の裏側に樹脂や糊を塗る事があります。
これが使用や干して叩く事によって粉になりほこりとなります。
これは安価に仕上げる為の格安商品に多くほこりが出始めると捨てるしか方法はありません。
洗ってもその樹脂等は落ちませんし逆に硬くなる事があります。
過剰に炎天下でふとんを干すのは自らほこりを作っていると言っても過言ではありません。
AM9:00~PM2:00位の間に1~2時間程度にしておきましょう。
出来るなら陰干しでどうしても直射日光が当るようでしたらシーツやカバーを掛けて干してください。
干すというより布団の中の空気を入れ換えると考えて下さい。
ふとん加工業者に依頼するのも方法ですが完全には除去できませんが気にならない程度には仕上がると思います。