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B-52ってなぜ長寿なのですか?
アメリカの爆撃機B-52についてですが、まだ現役で飛行しているのを知り、びっくりしました。 たしか初飛行は1952年頃だったと思うのですが。 もちろん最新式の爆撃機はB-1とかB-2も存在しますが、B-52と同時期に飛んでいた 戦闘機はF-86セイバーとかだと思うのですが・・・ 戦闘機の方が更新のサイクルが早いとは思うのですが、アップデートしてるとは思いますが、 B-52が半世紀以上も現役でいられるのはどうしてですか?
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現在、配備中のB-52は、1952年から飛んでいるワケじゃ無く、最新のH型・・・といっても最終号機がロールアウトしたのは1962年だから、すでに50年以上に渡って度重なる改修を受けて飛び続けているか・・・ 元々、機体が柔構造で設計されて耐久性に有利だったようですが・・・そのほかに B-52はステルスなんて発想の無い時代の設計で「敵防空圏内に侵入して爆撃」なんて技は使えないけど、主翼下にもハードポイントを持つことからトマホークなどの対地ミサイル母機としての能力はB-1/B-2より上になるなど、それぞれの能力を補完する関係にあるし、爆弾槽も様々な兵器を搭載できるなど「多種多様な兵器を、大量に搭載し、遠方に投入・投下する」能力(運用の柔軟性)の観点で見れば、まだまだ一線級の能力を持つのは間違いない。 あと、「実は”核攻撃能力”を持っている爆撃機が核装備型B-52しか残っていない」のもポイント。 配備開始時に核アラート任務に就いていたB-1も、冷戦終結後にボムラック(爆弾架)の改修で通常兵器装備型のみになったし、B-2は最初から通常兵器装備型しか配備されていない。 勿論、B-1/B-2もボムラック改修で核装備対応型に出来るけど、平時に運用可能な機体を減らすことになる=通常兵器攻撃能力に穴が開くことになるし、コスト的にもペイしないとのこと。 あと、長寿命という点では、ヘリコプターのCH-47(チヌーク)系が、原型機の初飛行が1962年、極めて優秀な機体で、未だに後継機は存在せず、現在も生産中。 どころか、2025年までの生産がほぼ確定していて、その時点で生産が終了しても改修を続け30年以上の運用継続計画がある。 ま、同じなのは、基本的な形状やメカのレイアウト程度で、エンジンもアビオニクスも違う「似て非なるヘリコプター」になるんだろうけど・・・
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- ultraCS
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同じニッチを占めるライバル機であるソ連/ロシアの主力大型戦略爆撃機もTu-95ベアのままで新型機を造らないです。もしかしたら、両国の間で密約でもあるのかな(陰謀だったりして)。 イギリスの3Vボマーの場合、ハンドレページヴィクターが1992年まで現役で初飛行から41年で、これも結構長いですね(アブロ・ヴァルカンはもう少し短命、ビッカース・ヴァリアントは欠陥が出て早期退役)。大型長距離戦略爆撃機って意外に長命なのかも知れませんね。 1950年あたり以降の大型の戦略爆撃機って意外に少なく、実用化したのだと、他にミラージュIV、B-58ハスラー、B-1ランサー、B-2スピリット、Tu-16バジャー、Tu-22ブラインダー、Tu-160ブラックジャックくらいで、この中で生き残っているのは、バジャーと、B-1の対抗馬ブラックジャックだけです。バジャーは近年もターボファン搭載の新型が出ました。ソ連/ロシアって戦闘機はバンバン新しいの造るのに、物持ちいいですね。 まあ、用兵思想が変化して重爆撃機を新たに造る時代ではなくなったとも言えるのでしょうが B-52にもターボファンへの換装プランはあるようですから、そうなるとさらに延命と言うことになりますね。
- trajaa
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B-1,B-2などは、新しい戦略目標を実現するために新しい機体は必要となり開発された B-1の戦略目標は既に過去のモノとなったので退役した B-2の場合は、今現在でも有効なので現役にいる 戦闘機の場合には、核を搭載したいとかより高速でとかより多機能性をとか、次々と新しい目標が沸き上がるので、その目標を達成するための機体開発が実施される 一方でB52の場合には、「大量の爆弾ミサイルを搭載して長距離飛行して投下する」 その目的に必要な機体性能を充分にクリアしていること、そしてその目的を達成するための戦術が変化していないことその両方の為に新しい機体を開発する必要がなかった
- ithi
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pedia05さん、こんにちわ。 核弾頭付き大陸間弾道弾や潜水艦発射弾道弾はとても使いづらい兵器です。それに比べ、戦略爆撃機は通常爆弾や巡航ミサイルのような通常兵器も運用できます。また、作戦中止になれば、何事もなく戻ってこれます。とても柔軟なのです。それから他の戦闘機や攻撃機に比べて兵器更新が遅いのも事実です。たぶん、B1やB2は運用コストが高いのでしょう。全部を更新するにはいたっていないようです。通常爆弾を直接投下するのは戦闘爆撃機の任務になりました。b52では的が大きすぎて速度が遅すぎて撃墜されるでしょう。 核爆弾を直接目的地に投下するという1950年代の方針は時代遅れになりました。それは弾道ミサイルが台頭して核戦略の転換が起こったからです。超音速戦略爆撃機B1などもありましたが、もう、対空砲火や対空ミサイルなどや音速で目的地に核弾頭を投下しても音速では逃げることも出来ないようです。だから、巡航ミサイルのようなもので遠距離誘導攻撃が主体となり、低空高速進入を可能にした超音速戦略爆撃機B1、ステルス爆撃機B2もその運用方式に切り替えましたから、あまり利用価値がなくなったのです。1980年代以降から、b52に課せられた任務は一時に大量の空対地ミサイルを搭載することの出来るミサイル母機ということになります。 私はもうB52の後の後継の戦略爆撃機はないと思っています。
- tatara_nagayuki
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たぶん「大陸間弾道ミサイル」が発展して 重爆撃機の必要性が薄れたからだと思いますね。 重爆撃機は敵陣に深く潜入しての 広範囲の長距離爆撃がその主たる目的でしたが それには敵の戦闘機や対空火器による撃墜のリスクが考えられ 何より搭乗員の戦死のリスクを抑えるのは 民主国家の長を自負するアメリカには急務だったのでしょう。 結果的に爆撃機よりミサイルの方が速度も早く 何より無人なので味方の人命を無くすリスクがない事で 重爆撃機には新機種の必要が無くなったのでしょう。 その分、 小型で強力で自動攻撃がで出来る兵器は どんどん増えていますよね。 もし次に出来る新型重爆撃があるとすれば たぶんロボット機(大型の爆撃プレデターみたいなの) になるのではないでしょうかねぇ。
- RTO
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修理・改修を行ったほうが経済的だった 大型爆撃機の新型を作る必要がなかった (需要もなかった) 仮に新型を作ったところでたいした性能向上は見込めなかった 爆撃機が大量に失われるような戦争がなかった
- tzd78886
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経済的だからです。超音速爆撃機は飛ばすための費用がばかになりません。あんなものが飛ぶのは制空権が確保されているときに限られますから、超音速である必要がないのです。ある意味「完成された」ものと言えます。