JR北海道の不始末と風土
JR北海道は石勝線の炎上事故、信号無視、今年に入ってから、次々と不始末をしでかしています。
幸い死者はなく、そのたびに、記者会見→陳謝がくりかえされているのですが、社長がでてきたのをみたことがありません。社長が出ればどうというものでもないのですが、道民が声を荒げないのが不思議です。新聞もあまり問題視しません。なぜなんでしょうか?ほとんどの事故は怠慢仕事が原因で会社自体に問題があることは明らかに思います。ただでさえ大赤字の鉄道があるだけでもありがたいから?新幹線の札幌延伸のため(私には荒唐無稽にしかおもえません。ローカル線廃止するんですよ。)文句も我慢している?
私は現在は道民ですが、生粋の道民ではありません。北海道は他県と違って一種独特の風土があるようにおもいます。厳しい気候ということもあって、札幌以外は本当に貧しいところです。中央資本や公共事業がなければ、自治体は成り立ちません。夕張市は自己破産してしまいました。観光が大きな収入源なので、雄大でいいイメージは保っているようにおもいますが、内実は悲惨なものです。自衛隊・雪印、この二つは道民にとって特別な存在で、悪くいうのはタブーです。しかしソビエト無きいま、東西冷戦のお題目はなくなりました。雪印は牛肉偽装と集団食中毒で、メグミルクと名を変えて再起をかけましたが、企業イメージは地に落ちました。歴史的に、植民地的なところで、ニシンが獲れればニシン景気、石炭が出れば石炭景気、常に中央資本に翻弄されてきたという気の毒な面もあるのですが、沖縄のように米軍がいるわけでもなく、今の道民は「だれかがそのうち何かをしてくれる」ことばかり期待しているように思います。大企業の支店は札幌にほぼあるのですが、地理的な要因が大きくて、本気で商売をする気はなく、赤字でもまあいいか、という感じです。企業人事的にもそう感じます。札チョン族という言葉があるように、札幌は長い企業内人生のなかの息抜きのようです。だからススキノだけが栄えます。私の会社にもとくに重要な用事もないのに、ススキノ来たさに、積極的に出張してくるバカがたくさんいます。そのススキノもこの不景気で、大変なことになっています。
今年のJR北海道の不始末の連続、反省の色なし、追及する気もなしのあいた口がふさがらないような一連の出来事はこの風土と密接に関連しているような気がするのですが、どう思われますか?
北海道に過大な幻想を抱いているみなさん。ここはみなさんがおもっているほどいいところではないですよ。
お礼
ありがとうございます。 >ヒールはちゃんと雪に刺さりますし、靴底は雪道仕様になってます。 そういうことなんですね。でもヒールがすぐに痛みそう...。