ITUNESのグラフィックイコライザー

質問

ITUNES(MAC OSX)とプレイヤー部はBIT PERFECTを使っています。ITUNESのグラフィックイコライザーは、BIT PERFECT演奏時にも機能しているのでしょうか？それとも、クイックタイムプレイヤーに切り替わって機能するんでしょうか？

回答No.1

HAL2（@HALTWO） · ベストアンサー

私は BitPerfect を使用していない (Audirvana を愛用しています) のですが、iTunes の Graphic Equalizer は Sound Enhancer などと同様に浮動小数点演算 Algorithm を介して制御されており、Audirvana などの専用 Player はこの浮動小数点 Code に変換されることによる音質変化 (一般的に劣化) を嫌って整数 Code のまま DAC (Digital Analog Converter) に Data を引き渡すようになっています。

16bit 44.1kHz の Linear PCM (Pulse Code Modulation) Data ならばそのまま Tone Control 演算を行っても聴感上は問題ないのですが、MP3 や AAC のような圧縮音源 Data では 80Hz と 160Hz の Data をちょっと加算することによって 40Hz の Data を消しても重低音の量感を維持させるような演算を行っていることから、そのような Data で 40Hz を Boost しても何も変化が生じませんし、Data を梳いて減らしているような状態で TTte Control 演算を行わせても細かい調整が効かないことから一度 Linear PCM のような細かい Data の状態に変換し直す必要があるのですね。

BitPerfecc や Audirvana では DAC Unit の特性に応じて Software 側で 24bit や x2/x4 Over Sampling に Up Convert する機能も付いているようですが、本来は 16bit 44.1kHz の Digital Data に何の着色も施すことなく Original Data を DAC に送り出すことを目的とした Software ですので、当然のことながら iTunes の浮動小数点変換して演算が行われる Graphic Equalizer の機能は Cut される筈です。

最初に記したように私は BitPerfect を使用していませんので確証はないのですが、iTunes の Graphic Equalizer で特定の帯域を最大、他の帯域を最小に合わせて音の違いが判らないようでは Graphic Equalizer なんてあってもなくてもどうでも良い聴力しかないということになってしまうものの(^_^;)、殆どの方は試してみれば直ぐに判ることだと思いますが・・・。

＞それとも、クイックタイムプレイヤーに切り替わって機能するんでしょうか？

いいえ、iTunes だけで Audio 再生の制御を行えますので Video File でもない限りは QuickTime Player に Data を引き渡してはいない筈です。

Digital 演算では変換演算で必ず Error が生じるものですので、これを回避する (丸め込む) ためにもっと細かい Data に予備変換を行ってから演算を行い、演算後に Error を掃き出す Digital Filter を通してから再び所定の Code 体系に変換し直すという課程を踏みます。

そのため単純な Analog Tone Controller とは別種の波形となることが多く、敢えて Original にはない波形を創出してから演算を行う Sound Enhancer のような Tone Controller もあります。

要は「Original Data を忠実に再生する」などということはすっぱりと切り捨てて「好みの音色に変える Effecter」に徹するのが Tone Controller なのですが、BitPerfect や Audirvana は「Original Data を忠実に再生する」ことに特化した Software ですので Tone Controller とは相容れない Software なのですね。

どうしても Tone Controller が必要なのであれば DAC の Line 出力に Analog Graphic Equalizer などを繋いで Amplifier に導くしかありません。・・・私は Graphic Equalizer ではないのですが、この手法で Audirvana で再生した音にも音色変化を付けられるようにしています。

素敵な Audio Life を(^_^)/