機械的に長3度だけでは曲を通してハモれないことはお分かりのようですね。
もしそれでいいなら、単純にピッチシフターを+4で解決できてしまいますしね。
これはスケールが必ずしも均等なインターバルで構成されていないからです。
多くのミュージシャンは、耳の奥にそのハモるべき音が聞こえていて感覚でやっていると思います。
それが難しいようでしたら、まずは座学でスケールやコードの構造を勉強することから始めるのもいいと思います。ただしあまり首を突っ込みすぎると、難し過ぎてサジを投げてしまうことになりかねませんので適度に。。
Cメジャースケール上の音は「ドレミファソラシ」ですね。これらをダイアトニックノートと言います。それ以外は全てノンダイアトニックです。さて「ド」に対しての長3度は「ミ」で問題有りませんが、「レ」に対しての長3度は「ファ#」です。これはノンダイアトニックですので、このキー上でこの音を出すとヘンテコに聴こえるわけです。代わりに短3度の「ファ」ならダイアトニックなので問題なく使えます。以後全て同様に。時に長3度、時に短3度と言う具合にダイアトニックノートに乗るようにハモります。
ダイアトニックスケール上に出来るダイアトニックコードも、C,Dm,Em,F,G,Am,Bm-5などと、長3和音と短3和音が入り混じります。これから見ても、単純に長3度だけではスケール上に乗らないことが分かります。
以上の事を知っていても、実際の演奏中に瞬時に判断できる様になるにはそれなりの練習と慣れが必要ですね。
その他、コードに含まれる音(コードトーン)を弾いてハモる方法も有効です。
これらの勉強は後に作曲やアドリブへの理解にもつながります。
お礼
詳しい説明をありがとうございます。早速弾きながら書いて、各音程間隔を調べてみました。 メジャースケールの場合だと1、4、5が長3度の間隔でダイアトニックコードと一致するみたいですね。これは感動しました(笑) マイナーの場合も、3、6、7が長3度の間隔なのでこれもマイナーダイアトニックのようですね。 非常に勉強になりました!今後、教えて頂いたコード音でのハモり方など色々試してみたいと思います。 ありがとうございました!